2004年7月から06年1月まで『婦人之友』に書き下ろした随筆18篇と、インタビュー、講演抄録をあわせ、加筆した20篇が一冊に。 独特の語り口で説く、日常の出来事から世界情勢まで。深く鋭いまなざし、上質なユーモアをもって綴られる人間の本質、人生の真髄…。迷える時代のコンパスとなる20篇。親子、夫婦、友人と一緒に手にとり語り合える1冊です。
コモンセンスより 世 界を変えることも、非常に小さいことから始まります。世界を変るのは、たいていの場合、無名のひとりの発明か、目立たない人の発した小さな声や行いです。 誰も知らなかったマザーテレサがカルカッタの貧民窟に入った時、目に見えない世界が変わりました。人間の体を見ても、小さなところや弱いところが、大きな 働きをするのです。世界を動かすような大きなことも、結局はコモンセンスから始まります。