アートカレンダー 2018 川端龍子(かわばた りゅうし)

価格:2,160円(税込)
ISBN:978-4-8292-0856-4

婦人之友 表紙画コレクションXXV

 

アートカレンダー“婦人之友表紙画コレクション”25作目の2018年版は、川端龍子の表紙画です。
没後50年の展覧会でも話題になりました。美術館では屏風絵のようなスケールの大きな作品が多く見られましたが、『婦人之友』では、世にある大作にはない、生活感のある自然の花々や風景などが描かれています。
自身も家庭生活を大切にし、その気持ちを親しみを込めて、表紙絵に託したのではないでしょうか。

 

 

川端龍子(かわばた りゅうし)
1885年(明治18年)-1966年(昭和41年)
和歌山市に生まれる。
1905年上京、白馬会、太平洋画会で洋画を学ぶ。傍ら北澤楽天主宰の「東京パック」や漫画雑誌の編集に従事。国民新聞の挿し絵も担当する。
1913年に渡米、ボストンでみた日本の絵巻に感動し、一転して日本画を志す。帰国後、平福百穂らの无声会の会員となり、洋画から転向した日本画家として注目される。
1917年日本美術院同人となる。龍子が目指し理想とする雄勁で社会性を帯びた大作主義芸術と伝統を重んじる古典的な院展の姿勢はかみ合わず、1928年院展を脱退。1929年青龍社を創立。第1回展には一双六曲の屏風の大画面に、目の覚めるような海の青と、鳴門の渦潮の白の対比が見事な作品『鳴門』を描く。刷毛による大胆なタッチは、当時の日本画家の革新的な表現の一つと評されている。第2回展の流動感溢れる筆致の『魚紋』は、朝日賞を受賞。戦後は『金閣炎上』『夢』などを発表。
1936年(51歳)、1953年(68歳)の各1年間と1964年新年号(79歳)の婦人之友には表紙画を描く。
1959年文化勲章受章。1963年自邸内に龍子記念館を建てる。

 

 

サイズ:タテ43×ヨコ31cm

リング綴じ:奇数月は色地、偶数月は白地

奇数月は色地、偶数月は白地 リング綴じ

ケース入り

1・2月「梅」 3・4月「山櫻」
5・6月「矢車菊」 7・8月「山百合」
9・10月「秋海棠」 11・12月「山茶花」

 

 

「水仙」1953年(昭和28年)1月号
1・2月号「梅」1964年(昭和39年)1月号
3・4月号「山櫻」1953年(昭和28年)4月号
5・6月号「矢車菊」1953年(昭和28年)5月号
7・8月号「山百合」1953年(昭和28年)8月号
9・10月号「秋海棠」1953年(昭和28年)10月号
11・12月号「山茶花」1953年(昭和28年)12月号

 

1953年(昭和28年)婦人之友1月号 表紙解説より 川端龍子
最近の日本画の傾向は、対照をちょんびり描いて・・・花ならば一茎だけを描くことに依って、その作者の主観が高揚されているかのようの感じ方をされるのが観賞の一般的傾向と成っていますが、私はそうした逃げを張った主観は同感しませんので、たとえば本号の水仙のように、群生したものは群生するその内に、表紙としての構成を選み度いと思っています。或意味では悪どさが伴うかも知れませんが意のある処を御諒察願います。

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