婦人之友社の家計簿は創刊120周年
1904年、羽仁もと子は『家計簿』を世に送り出し、家計の道を開きました。
暮らしに予算を取り入れることで、家族の状況や社会の変化に応じたかじ取りができるのです。
家計簿をつけることは生活をよくしていくためで、それは昔も今も変わりません。
さあ、ご一緒に、家計簿をつけましょう。
1904年に生まれた家計簿
『羽仁もと子案家計簿』が初めて発行されたのは、明治37(1904)年末、『婦人之友』(家庭之友)が創刊された翌年です。生活費を費目わけして年間の予算を立てて、そこから差し引きしながらの記帳が提唱されました。
戦中戦後の4年間は紙の統制により発行できませんでしたが、現在まで毎年、発行している家計簿としては、日本で最も長く使われています。
「予算」があるから、
安心して暮らせる
予算は月ごとに立てたらよいと思っている方もあるでしょう。
けれど、実際の生活を考えてみると、食費こそ月々ほとんど同じ金額の中におさまりますが、親戚・友人の慶弔や家族の病気などで多く出ていく月もあれば、そうでもない月もあります。
大事なことは、多く出ていく月を補える家計であることです。これが「予算を立てる」ことの一つのポイントです。
1年分の収入を12等分したものから貯蓄分をまずとって、各月の支出予算にふりわけ、毎月その予算から余ったお金を繰り越していくと、予算以上の支出の月があっても安心して対処でき、貯蓄もしっかりできるのです。
暮らしを見える化する費目わけ
明日の道しるべに
『羽仁もと子案家計簿』を初めて見る人は、「費目の数が多い」と驚くかもしれません。食費、光熱費、住居家具費、衣服費…と、目的別に費目があるので、お金の使い道がハッキリとわかり、繰り回しのよくないところや下手なところを手に取るように指摘してくれます。この家計簿をつけていると、お金を上手に使えるようになります。
インターネットやSNSに情報があふれる時代ですが、わが家の過去、現在、未来を知りたいと願うなら、家計簿の中に答えはあります。
婦人之友社の家計簿ラインナップ
羽仁もと子案家計簿
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高年生活(シニア)の家計簿
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予算生活の家計簿![]() |
家計当座帳![]() |
120周年を記念して動画「予算のある家計簿をご一緒に」を制作しました。
ぜひご覧ください。ご友人・知人へのリンクの共有、SNSへの投稿も自由です。
動画リンク:https://youtu.be/Zm7aajjMJa8
SNS投稿の際は、#家計簿120周年 をつけていただけると嬉しいです。
再生時間:93秒 制作・著作:婦人之友社 illustration by totoganashi
【2025年11月19日発売】幸せなお金の使い方 今日の暮らしから、老後資金、税金まで
2024年10月から2025年2月まで、家計簿120周年企画としておこなわれた、4回連続オンライン講座「もっと知りたいお金のこと 家計のこと」。お金への不安、老後資金の不安にどう向き合っていけばよいのか、4人の講師にそれぞれの専門分野から語っていただいた講座は、参加者から大きな反響をいただきました。子育ての終了、年金生活のスタートなど、暮らしの変化がきっかけでお金の使い方について考えたいと思っている方必携の一冊です。
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婦人之友 2025年11月号
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何年も続く物価高。インフレの時代こそ、予算を立てて家計簿をつければ、安心して買い物ができるようになります。そして「教育費の山」のぼりの、強―い味方に。
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婦人之友 2025年12月号 予告
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明日の友 278号 秋
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