3年連用花日記 深沢紅子

価格:1,870円(税込)
サイズ:B5判
頁数:144頁
ISBN:978-4-8292-0885-4

この『花日記』は3年間つけられます。
1カ月を上旬、中旬、下旬に分け、前年との比較がしやすい記入欄にしました。
タネをまいた、発芽したなど、庭の作業記録や植物の生育記録とともに、庭の花、ご近所に咲く花、旅先で出あった花たちを書きとめておきましょう。
天気や気温を書き込んでおけば、この花が咲いたら、このくらいの気候になるなど、季節の推移の記録にもなります。

 

気温は気象情報や新聞などを活用して、植物の生育を左右する最高気温と最低気温を記しておきましょう。耐寒性、半耐寒性、非耐寒性それぞれの植物の適期に防寒対策をスタートできます。逆に、夏の高温が続くと、植物は元気をなくします。涼しく過ごさせる工夫が必要となるわけです。

 

各地域の霜の初日・終日の平年値(P.133)も参考にしてください。

 

各月の扉には、その月の主な作業(南関東標準)を、メモ欄にはその月に庭や鉢で植えたいおすすめの花、見ごろの花を入れました。

 

南北に細長い日本列島ですから、植物の生育は地域によってずれがあります。その調整役をしてくれるのが、生物季節観測平年値(P.132~133)です。
生物季節とは、植物の開花、鳥や虫の初音など、生きものが教えてくれる季節現象です。気象庁では全国各地の気象台などで長期的に観測して、平年値を発表しています。地域によって日付は異なっても、同じ花が咲けば同じ気候になることを表しています。また、あなたの花暦を平年値と比べて、その年の季節の移りかわりの目安にもできるでしょう。

 

人も植物も自然の中でくらしています。五感を使って自然のリズムをとらえてみましょう。
この日記帳が個性豊かなあなたの花生活の、よい記録となりますように――。

 

 

プロフィール

    • 画:深沢紅子 Kouko Fukazawa(1903〜1993)
      岩手県盛岡生まれ。東京女子美術学校(現・女子美術大学)にて岡田三郎助に洋画を学ぶ。1925年二科会展初入選、一水会、女流画家協会などで活躍。女性や花を描いた作品のほか装丁、挿絵も多い。
      婦人之友社刊『子供之友(戦前)』童画や『婦人之友』表紙画、カット、2006年版3年連用花日記[深沢
      紅子 野の花 I ]も。
      *野の花の原画(水彩)は「深沢紅子 野の花 美術館」(軽井沢、盛岡)で見ることができる。
    • 協力:山田幸子 Yukiko Yamada
      園芸研究家。千葉大学園芸学部園芸学科卒。
      園芸に親しむための分かりやすい解説に定評があり、雑誌や講演などで活躍中。2013年『婦人之友』にて連載。著書に『二十四節気でわかる園芸作業』『12ヵ月花づくり庭仕事』ほか。

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