【2025年7月26日発売】おいしい循環 生ごみを捨てない暮らし
2025年7月26日発売
生ごみを捨てない暮らし、始めませんか?
生ごみや落ち葉などを入れると、微生物の力で分解し、栄養たっぷりの堆肥に変えてくれるコンポスト。著者のたいら由以子さんは「おいしい野菜は健康な土から」という実感から、コンポスト堆肥で野菜を育てて食べる――安心で楽しい食の輪を、家庭そして地域で広げる活動を30年近く行ってきました。2019年に開発したバッグ型のLFCコンポストはにおいや虫の心配がなく、手軽に始められると人気を集めています。
コンポストの種類と方法、堆肥や微生物のはたらきからガーデニング、野菜ランチまで。すでにコンポストに取り組んでいる人も、これからやってみたいと考えている人も、おしゃれに楽しく学びながら、自宅で小さな循環生活を続けられる1冊です。
著者プロフィール
たいらゆいこ
福岡市生まれ。ローカルフードサイクリング(LFC)代表。1997年から段ボールをはじめとしたコンポストの普及・研究に取り組み、2004年にNPO法人循環生活研究所を設立。現在は理事。2019年バッグ型コンポスト開発を機にLFCを設立。日本環境保全ボランティアネットワーク理事、生ごみ焼却ゼロプラットフォーム共同代表。
●ローカルフードサイクリング株式会社 WEBサイト⇒
●循環生活研究所 WEBサイト⇒
※シードペーパー®は、紙ごみとなった古紙を再生し、さまざまなお花の種やハーブの種を漉きこんだ、古紙100%のリサイクルペーパーです。ひと晩水につけて土に埋めると数日で発芽し、紙の部分は徐々に分解され、数カ月で土に還ります。★シードペーパーはSOUP Inc.の登録商標です。★家庭園芸としてお楽しみください。 |
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著者のたいら由以子さんが開発したバッグ型コンポスト。都会のマンション暮らしでも簡単に循環生活を始められます。 LFCコンポストセットと書籍『おいしい循環 生ごみを捨てない暮らし』⇒ |
目次
プロローグ はじめよう! 楽しい循環生活
1章 料理をして食べる
- 採れたての野菜で作るランチ
- ランチの設計図
- 春 桃の節句メニュー
カラフル大根の押し寿司の作り方 - 夏 初夏のメニュー
ボルシチの作り方 - 秋 秋の味覚プレート
バターナッツかぼちゃのソテーの作り方 - 冬 きのこたっぷりメニュー
生葉のびわ茶の作り方 - sweets
- smoothie & tea
- おいしいランチが生まれるLFCキッチン
2章 半径2kmの栄養循環
- 私たちの生活圏
- ごみのゆくえ
- カギはコミュニティコンポスト
- コミュニティガーデンの可能性
- 都心部での新しい循環
- 自治体と企業とのさまざまな取り組み
3章 生ごみをコンポストへ
- コンポストって何?
- 生ごみはごみじゃない!
- 設置型
- ダンボール
- バッグ型
- 木枠/埋め込み式
- 回転式/バイオ式電動処理機/密閉容器/ミミズ
- コンポストQ&A
- コンポストキャップの作り方
4章 堆肥を作る
- 土は生命の源
- 堆肥の正体
- はたらきものの微生物
- コンポストで出合う虫たち
5章 野菜を育てる
- まずは熟成
- 野菜を育てる準備
- お庭で簡単 レイズドベッド
- 堆肥の活用法
- 野菜を育てよう
Step1 種から育てやすいもの
Step2 夏野菜は苗から/ハーブいろいろ
Step3 根菜やツルもの - カルチャーデザイン部だより
- LFCガーデン図鑑
- オフィスの楽しい循環生活
- ハーブの活用
- 楽しい循環生活の第一歩
6章 これまでの道のり
- 原点は父の余命宣告
- 答はコンポストに
- 主婦が活動家に
- 生活すべてが実験の日々
- 普及には組織づくり
- バッグ型の開発と会社の設立
- パリやモンゴルへ
- 母娘3代の奮闘
- 波多野家のこと
7章 再び野菜を食べる
- 季節を長く楽しむ保存食
- 干し野菜
- 干し芋/芋づるの佃煮
- 間引き野菜のピクルス/かぼちゃの種/野菜麹
- 野菜出汁/ハーブソルト/グリーンスムージ
- 柑橘のシロップ漬け/陳皮/お屠蘇
- 柚子薬膳茶
- のぶばあの商品開発
エピローグ
f-tomoコンポスト部 発足!
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『婦人之友』では以前からさまざまな形のコンポストを紹介してきました。自宅でコンポスト生活をしている編集部員は多くいますが、オフィスでも循環の仕組みをつくりたいと、コンポスト部を発足!週1回の社食で出る生ごみをコンポストに入れ、その活動を発信しています。 @ftomo__compost ![]() |