井田家の40年 暮らしとお金のありのまま

著者:井田典子
価格:1,540円(税込)
サイズ:A5判
頁数:128ページ/オールカラー
ISBN:978-4-8292-1003-1

2022年10月5日発売

モノと時間とお金、めぐりよく!

「新婚時代は月給だけでは足りなくて、貯金を取り崩してヒヤヒヤしながら生活していた」と明かす井田さん。そんな窮地を脱するべく始まった家計簿のある暮らし。以来40年、3人の子育てや5回の引っ越しによる、教育費や住宅ローンのピーク時の数字を本書で初公開。当時の住まいもオープンにしながら、井田さんが失敗して悩んだ経験から生まれた生活の工夫を、たっぷりと紹介します。
また、整理収納アドバイザーとして400軒以上の片づけを通して見えた、モノと時間とお金の関係。片づけ依頼者に共通するお金の悩みには、「お金の不安をなくすには、モノを整えることから」とアドバイス。モノと時間とお金が整えば、生活も心も軽やかにめぐると提言します。
60代として「これからは、終活ではなく今活です!」と高らかに宣言。今の暮らしの軸とは? 代謝よく身軽な、本当の意味での豊かな暮らしを見つめます。
「今」を大事に、前向きに生きたいと願う、すべての世代の方に読んでいただきたい1冊です。

 

著者紹介

井田典子(いだのりこ)整理収納アドバイザー、横浜友の会会員。整理収納、時間の使い方など、合理的なシンプルライフを提案。「片づけ訪問」や、各メディア出演で活躍。全国各地での講演会も好評。

 


読者アンケートはがきより⇒

 

2022年10月5日 井田典子さん出版記念講演会&サイン会⇒

 

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目次

はじめに

 

序章
「モノのよどみ」は「お金のよどみ」

  • 「お金がないんです」
  • 片づかないのは、時間の区切りが曖昧だから?
  • 時が止まった家
  • モノのよどみは時間のよどみ、時間のよどみはお金のよどみ
  • お金の不安をなくすには、モノを整えることから始めましょう
  • 1日のめぐりをよくするための時間と心の使い方
  • 「予算」という軸があれば、安心してお金を使えます
  • 「ととのう」ブームに思うこと

 

1章
これでいいの?わが家のお金の使い方
―― 家計簿はよき相談相手

  • 「今が一番いい時」
    1.わが家の「暮らしのサイズ」を決める
    2.お金のことは数字で話す
    3.数字におろすと不安が消える

 

2章
お金もめぐる、39年間の家計の現実
――「住まい」と「教育」は家計という山歩きの難所

 

  • 「家計」は上りあり、下りありの「山歩き」

 

1軒目
新婚時代を過ごした梨畑に囲まれた古い借家
【当時の家計簿より(1984年)】
夫の月給、ボーナスでも足りず、貯金を取り崩すことに

 

2軒目
長男誕生、子育て期が始まる
駅近の賃貸マンション

【当時の家計簿より(1987年)】
支出の上位3は「住」「職」「食」

 

3軒目
初めて購入した、丘の上の中古公団。
長女、次男が誕生

【当時の家計簿より(1995年)】
子どもが小さいうちはローン返済のがんばりどき

 

4軒目
子ども部屋を確保、小さな庭も。
公園の隣の新築戸建て

【当時の家計簿より(2008年)】
「教育費の山」と「住宅ローンの山」が重なる時

 

5軒目
長女夫婦、孫たちと同居始まる
終の住処の2世帯住宅

【当時の家計簿より(2021年)】
セミリタイアの家計には予算内で楽しみや自由も

3章
60代の幕開け。今日1日をめぐりよく暮らすことから

  • 夫婦2人の「定年後生活」シミュレーション
  • 時間の余白、空間の余白
  • 新しい趣味と夫婦の役割分担
    ドラムとギター
    夫のつくる麺ランチ
  • 東京五輪2020でボランティア
  • 忘れることを前提に「イマヤルノガ イチバンハヤイ」
  • 自分をもてなして「快」をめぐらせる
  • 独りよがり、ふたりよがりにならないために

 

4章
今を大切にする「今活(いまかつ)」で
もっと身軽で自由に

  • 「今活」をすれば「終活」は不要です
  • 本当の「子孫孝行」とは何でしょう
  • 「決めグセ」をつけて迷いとさよなら
  • 自然の一部として、循環の中で生きる
  • 「4分の3」で暮らす意識を持つ
  • 39年間にかかった純生活費の合計は?

 

おわりに

 

コラム

  1. 118年続く家計簿
  2. 母のフシギな家計簿
  3. から揚げの後悔/豆乳わらびもち
  4. 5台目はコンパクトカー

お金の不安をなくすには、モノを整えることから

家の片づけは、まず引き出し1つから。

 

「今」に集中する近道は、「平面」を増やすこと。

最近のお気にいりの一つ、シンプルな波佐見焼きの大皿。どんな料理もよく映えます。

本日のランチは、庭で育てた野菜を使った夫作のパスタ。夫婦の時間が増えました。

夏野菜が成長する時期、土も水も食べものの循環することを実感。

記帳歴39年の『羽仁もと子案家計簿』。生活費や総支出を公開します。

 

 

 

 

読者アンケートはがきより

  • リフォームアドバイザーとして働いているワーキングマザーです。60歳前後の方の住まいを訪れることも多く、仕事のための勉強とプライベートの自分の未来に備えるために読みたいと購入しました。お客様宅でリフォームをしても、それだけでは整わないお宅もあり、もっと私にできることがあるのでは…と模索していました。暮らし本は多いですが、おうちの変遷、家族のこと、家計のこと、ここまでオープンにされた著書はなかなかなかったのではと思います。内容もはじめから終わりまで、本当に興味深いものばかりでノンストップで読みふけり、読後はスーッと心の中が整いました。子どもの教育費がかかり始めたわが家ですが、家と心と体を整えながら日々大切に過ごしていけば大丈夫!と思えました。(TMさん 和歌山県 40代)

 

  • 井田さんの生き方に拍手です。とても真似はできませんが、時折紙面での学びをしています。友人たちに語って「こんなすごい人がいるのです」と紹介をしています。真似をしてあとの人生を生きてみます。少しでも近づき、すてきな生き方をしたいです。(CYさん 大分県 80代)

 

  • 子ども3人(15.13.8歳)の子育て真っ最中です。膨れ上がる教育費に困り、参考にと思い今回購入しました。ありのままに書いてくださっているものがなかなかないので、とても勉強になりました。読んで家計簿をつける意義を大変感じました。(匿名さん 40代)

 

  • 人生のメンターとしていつも何度も読み返しています。参考にしながら、日々暮らし、家がきれいに整ったころ、不思議と家族で山歩きすることが増えました。夫も毎週夕ごはんを作るようになっています。人生のお姉さまとして感謝しています。ありがとうございます。(OTさん 兵庫県 40代)

 

  • 両親を施設へ入居させ、実家の片づけ、売却を経験し、それほど物は多くないほうだと思っていましたが、とても大変なことでした。子どものいないわが家も、昨年夫が退職してアルバイトになったのをきっかけに、少しずつ片づけをしています。(ORさん 埼玉県 60代)

 

  • 出版記念講演会に参加して
    井田さんの美しくて明るく賢いお姿、大ファンです。同年代ですが憧れです。
    今回の本のタイトル、いいですね!ありのままを見せていただき、私もがんばろうと励まされました。人生いろいろありますが、今を大切に!はすべての年代に呼びかけたいことですね。「友の会」活動に無関心の夫ですが、井田さんの新しい言葉「マサカデス」は、毎朝出勤時の合言葉となりました。一気に読みましたが、また何度も読み返したいです。(MYさん 東京都 50代)

 

  • 出版記念講演会に参加して
    初めて井田さんにお目にかかれて心躍る思いでした。お話の内容は身近でかつ日々の生活にエッセンスとなるような非常に有益でした!これからはデジタル社会の中、メール、SNS、etcの整理術も伝授いただけると嬉しいです。井田さんと同じ世代に生まれてラッキーです。お体にお気をつけて益々のご活躍をお祈りしています。(TCさん 60代)

 

  • 井田さんとは、以前、講習会に娘と参加し、お人柄に魅力を感じていました。少しでも足元に近づけたらと、読ませていただきました。正直に一日一日をていねいに積み上げてきた生活の数字に胸打たれ涙が出ました。実践力と行動のすごさは想像以上のものでした。学ぶことがいっぱいありました。お元気にご活躍を心よりお祈りしています。(KKさん 三重県 70代)

 

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