【2025年9月26日発売】石徹白洋品店物語 地域の宝を掘り起こす小さなビジネス
2025年9月26日発売
岐阜県と福井県の県境、山また山を越えたところに縄文時代から続く石徹白集落があります。著者はこの地に移り住み、いにしえから伝わる野良着を現代の感覚でよみがえらせている「石徹白洋品店」の平野馨生里さん。自分たちで育てた藍や、土地の植物で染めた布を使い、直線裁断での服作りを行っています。石徹白の暮らしと人に惚れ込み、伝統を受け継ぎながら美しい服を生み出し、のびのび輝いて生きる女性の起業ものがたり。
腹を決めてビジョンを描き、時に弱音をはきながら、確実に歩みを進める馨生里さんのたくましい姿にエネルギーをいただきました。 ──俳優 鶴田真由さん 推薦 |
著者プロフィール
ひらのかおり●1981年岐阜県生まれ。石徹白洋品店店主。慶応大学総合政策学部卒業後、PR会社に就職。郷里の岐阜の地域づくりに惹かれUターンし、結婚後2011年に県内の石徹白集落に移住。12年石徹白洋品店を創業。地域に伝わる野良着をリデザインし、地元の植物で草木染めや藍染めを行う。自然の中で4人の子どもを育てながら仕事をしている。石徹白洋品店WEBサイト⇒https://itoshiro.org/
目次
第1章 石徹白に住みたい!
- すべては「ここに住みたい」から始まった
- どんなふうに生きていくか、理想を描く
- ここで服をつくろう
- 暮らしを考える
- 家の確保と改修、引っ越し
第2章 「たつけ」と出合う
- オープンに向けての準備
- 石徹白洋品店、いよいよオープン!
- 資料館にあった古いズボン
- たつけを商品の中心に
- 初めての出産と子育て
第3章 草木染めと店の建築
- 植物採取と草木染め
- 新しい建物がほしい
- 人に頼るということ
第4章 藍染めに挑戦する
- 藍染めをやってみたい
- 奇跡の連続
- 本格的な藍染めのスタート
第5章 株式会社を設立する
- 幸せとジレンマと
- 会社を設立するということ
- 仕事の変化と3人目の出産
第6章 石徹白洋品店のものづくり
- 服づくりと販売の広がり
- 布選びの試行錯誤
- 新しい布への挑戦
第7章 生み出すことと広めること
- 服のことを伝えていく
- たつけをきっかけに石徹白を伝える
- コロナ禍の苦悩
- 4人目の妊娠と夫の参画
- ようやく戻ってきた普通の日々
第8章 私たちの未来
- 石徹白地域のこと
- 宿プロジェクトを始めます
- 移住や起業を志す方へ
コラム
- 石徹白洋品店応援団① 思いがけない目のつけどころで、集落を元気に 石徹白隼人さん
- 石徹白洋品店応援団② 自分の直感を信じることができる人 渋沢寿一さん
- 石徹白洋品店のあれこれ① 直線裁断の服
- 石徹白洋品店のあれこれ② インターンは一緒に学ぶ仲間
夫婦対談
石徹白集落が楽しく存続していくために
平野彰秀×平野馨生里
あとがき お金には代えられない豊かさと幸せと
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