【2023年9月20日発売】森の恵みレシピ 春・夏・秋・冬

著者:安部智穂
価格:1,870円(税込)
サイズ:A5判 オールカラー
頁数:144ページ
ISBN:978-4-8292-1035-2

2023年9月20日発売


岩手県早池峰山麓。「森の奥へと続く道」という意味の「タイマグラ」集落に暮らす、安部智穂さんの料理本が誕生します!

森の恵みをふんだんに活かす台所しごととは──。たとえば春。どっさり採れた摘みたてわらびは、ゆがいて絶品トロトロのわらび丼に。残りは塩漬けにして、野菜の少ない冬にたっぷり味わいます。秋は、旨みの濃いきのこが次々に。風味のつまったおこわを炊いて、幸せいっぱい。また、オイル漬けをつくれば、パスタやオムレツなどの洋風おかずがあっという間にでき上ります。約40種の素材から生まれる保存食・展開料理・スイーツが満載。手間をかけ、暮らしを紡ぐ豊かさと楽しさがつまった1冊です。

 

著者紹介

安部智穂(あべ ちほ)
森の暮らし案内人。1994年にタイマグラに移住。山菜や木の実を採り、野菜を育てて保存食や発酵食にするほか、草木染めやカゴづくりなど、手仕事を大切にしながら暮らす。1968年生まれ。

 


讀賣新聞連載「里山のお品書き」里山の暮らしを季節の料理とともにお伝えします(毎月第2水曜日)⇒

 

メディア掲載⇒

 

読者アンケートより⇒

 

2023年9月21日(木)出版記念講演会 ⇒終了しました

 

目次

はじめに

 

第1章 春

ふきのとう

  • バッコロ
  • ふきのとうの揚げワンタン
  • ふきのとうの味噌和え
  • ふき味噌
  • ふきのとうピザ
  • 〈にんにくと鯖缶でつくる サバーニャカウダ〉

 

山椒

  • 実山椒の塩漬け、オイル漬け
  • 山椒葱油
  • 鯖寿司
  • 〈オイル漬けの楽しみ方〉

 

山菜 わらび ぜんまい うこぎ

  • わらび丼
  • わらびの炒め煮
  • ぜんまいのナムル
  • うこぎのホロホロ
  • 〈下ごしらえ わらびのアク抜き〉
  • 〈下ごしらえ・保存食 塩漬けわらび〉
  • 〈下ごしらえ・保存食 干しぜんまい〉
  • 〈便利な調味料 だし醤油〉

 

よもぎ

  • 笹だんご
  • 草もち
  • 〈和菓子のベース 粒あん〉
  • 〈下ごしらえ・保存食 よもぎジュース〉

 

八重桜

  • 桜の塩漬け、梅酢漬け
  • 桜おむすび
  • 春巻き風桜もち
  • 桜のおはぎ

 

夏みかん

  • 夏みかんのピール
  • ピールのチョコがけ
  • 夏みかんのマーマレード

 

 

第2章 夏

  • 梅漬け
  • 甘酢梅
  • 梅シロップ
  • 梅酒

 

ブルーベリー

  • ブルーベリーとルバーブのジャム
  • ブルーベリー酢
  • ブルーベリーのチョコロール
  • ブルーベリーマフィン

 

桑の実

  • 桑の実の果実酒
  • 桑の実のパウンドケーキ
  • 〈ベリーの楽しみ方〉

 

夏野菜 トマト ピーマン きゅうりなど

  • トマトソース
  • トマトソースパスタ
  • 青トマトのタバスコ
  • ピーマン味噌
  • 夏野菜の味噌漬け
  • 〈下ごしらえ・保存食 夏野菜の塩漬け〉

 

生姜

  • 生姜シロップ
  • 生姜ケーキ
  • 生姜生チョコ
  • 紅生姜

 

青じそ・赤じそ

  • しそジュース
  • しその醤油漬け
  • しそ巻き

 

バジル

  • バジル丼
  • バジルソース
  • バジルとツナのディップ
  • 〈フレッシュバジルの楽しみ方〉

第3章 秋

クルミ

  • クルミだれ
  • かまだんご
  • 酒粕タルト
  • クルミ大福
  • 〈クルミの保存と使い方〉

 

  • 渋皮煮
  • 栗サンド/栗しぼり/栗おはぎ
  • 渋皮煮のシフォンケーキ
  • 栗のロールケーキ
  • 〈下ごしらえ・保存食 栗あん(粒あん、こしあん)〉

 

いちじく

  • いちじくの甘露煮
  • いちじくタルト

 

カヤの実

  • 〈カヤの実の保存と使い方〉

 

きのこ

  • きのこのオイル漬け
  • きのこおこわ
  • 〈下ごしらえ・保存食 干しきのこ、ゆできのこ〉

 

みょうが

  • みょうがの春巻き
  • みょうがのポテトサラダ
  • 紅みょうが、甘酢みょうが、味噌漬けみょうが
  • 〈下ごしらえ・保存食 みょうがの塩漬け〉

 

  • 柿の葉寿司
  • 干し柿
  • 干し柿の天ぷら
  • 柿入り白和え

 

山ぶどう

  • 山ぶどうジャム
  • 山ぶどうジュース

 

七味唐辛子

 

 

第4章 冬

柚子・金柑

  • 千枚漬け風
  • 柚子ロールケーキ
  • 柚子こしょう
  • 金柑のシロップ煮
  • 金柑のタルト
  • 〈下ごしらえ・保存法 柚子仕事〉

 

ビーツ

  • ビーツ入りポテトサラダ
  • ビーツとじゃがいものポタージュ
  • 〈下ごしらえ・保存食 ビーツの水煮〉

 

りんご

  • 煮りんご
  • 煮りんごのタルト
  • 豚肉のりんご巻き

 

なつめ

  • なつめ茶
  • 〈下ごしらえ・保存食 干しなつめ〉

 

魚介

  • カキのオイル漬け
  • アンチョビー

 

凍みこんにゃく

  • 凍みこんにゃくの佃煮136
  • 〈下ごしらえ・保存食 凍みこんにゃく〉

 

シケレペ(キハダの実)

  • シケレペマカロン
  • 〈シケレペの保存と使い方〉

 

フルーツ漬け

  • フルーツ漬け
  • フルーツケーキ

 

 

column1 器は相棒

column2 大切な家族、ニャン

column3 手仕事が好き

column4 手づくりの贈りもの


 


 


わらび丼
春の香りを味わう絶品どんぶり。

笹だんご
笹の新葉が伸びてくる季節にいそいそとつくる笹だんご。

夏みかんのピール
ピリッとしびれる大人のおやつ。フルーツケーキの材料にも。

春巻き風桜もち
春巻きのように揚げた桜もちの変わり種。

 


トマトソースパスタ
シンプルイズベスト!トマトソースを味わう最高のパスタ

しそ巻き
くるみ味噌にしそを巻いて揚げた東北の郷土料理。

しそジュース
しその香りがさわやかなジュース。大人も子どもも大好きな味です。

生姜生チョコ
簡単なのに、ぜいたくな味。だれもが好きなチョコレートのおやつ。

 

きのこのオイル漬け
カリカリに焼いたパン、パスタやオムレツ、何にでも合う常備菜。

渋皮煮
時間と手間をかけた渋皮煮。そのままいただいてもお菓子に変身させても!

山ぶどうジャム
渋みもつぶつぶ食感も丸ごといただくジャム。

いちじくタルト

いちじくの甘露煮をアレンジしたタルト

 


カキのオイル漬け
そのまま食べてもごはんにのせてもパスタにしても何だっておいしい!

煮りんごのタルト
水きりヨーグルトと煮りんごの組み合わせがベストマッチ!

柚子ロールケーキ
柚子とクルミ入りのあんを巻いた和風のケーキ。

ビーツとじゃがいものポタージュ
じゃがいもにビーツを加えるとそれはそれはかわいい色に。

 

読者アンケートより

  • とても素敵な本に出会いました。岩手・花巻で生まれ、育ち、転勤の多かった同級生の夫と共に、東京から仙台、北海道とあちこち歩き、その土地ならではの、景色、食べ物、歴史と、人との貴重な経験をしながら、定年で岩手に戻ってきて、田舎暮らしをしております。庭に花を植え、畑にいろいろな野菜を試行錯誤しながら植えていました。安部さんのレシピの数々は、知らないことばかりでさっそく作ってみたいと思いました。とっても素敵な生活をされていますね。1日1日を充実させて、生活されて、ページをめくる度に幸せな気持ちになります。ありがとうございました。(岩手県 TYさん 70代)

 

  • 安部智穂さんの『婦人之友』2011年11月号「干し柿入りパウンドケーキ」の中身をほかの果物に変えて何度も作りました。バターのホイップが苦手なので溶かしバターが気に入りました。今回もビーツを友の会員から分けてもらい、ピンク色のポタージュ、さっそくいただき、幸せ!初めてビーツが食卓に上がったのです。生姜チョコ、だし醤油、酒粕タルトも作りました。みょうがのからも刈り取って干してみます。私も生姜と猫が大好きでますますファンになりました。読み物としても大変おもしろいです。(長野県 OCさん 60代)

 

  • 本になって一冊で読むことができて、思わず次々とページをめくっています。私もやってみたいと思うレシピがたくさんたくさんあります。タイマグラの暮らし、なつかしく楽しいですね。(静岡県 KMさん)

 

  • 私の好きなものばかりの記事だからとプレゼントされました。トマトの青いものはフランスの方はジャムにすると読んでやったことがありますが、今回青いいちじくにびっくりしました。少し熟れたものは煮ればよいと思いましたが「所変われば品変わる」来年はカラスと競争しなくてもよいです。楽しみです。参考になりためになることばかりです。(SNさん 岡山県 70代)

 

  • 盛岡の北のクラフトフェアでご本人より購入することができました。御本はレシピ中心で素晴らしいのですが、暮らしぶりがまたすばらしいのでその辺ももっと読みたかったなあと思いました。安部氏の生活、趣味の分野の本もお待ちしています。(HAさん 宮城県 60代)

 

  • “森のめぐみ”にぴったりの内容。知らない世界が広がり、うっとりできました。文章がすてき!(NKさん 広島県 70代)

 

  • 31ページのだし醤油を作ってみて、現在私の作っているものとまた違い複雑なうまみを感じました。刺身などには向かないが美味しいだしが出ているので重宝しています。(干えびなど、使いきれず長期保管していることが多い。うまく利用してゆきたい)64ページのピーマン味噌は、今年は収穫期が過ぎてしまったので来年は我が家の畑のものを使ってぜひ作ってみたい。(KKさん 北海道 70代)

 

  • 岩手県の隣りの青森県に住んでいますので、似たものや同じものが穫れるので参考になるレシピがたくさんあり、嬉しいです。単なる料理本ではなく、暮らしぶりがよくわかるエッセー風な解説がいいですね。私も手づくりが好きなので大いに参考にしたいと思い、(本の値段としては決して安くないですが)即購入しました。(OTさん 青森県 80代)

 

  • 忙しさで目をつむっていた片づけなども終わると、今まで時間をかけなかったことをする余裕が、その季節、産直などの野菜を余すことなく食べることへの興味へ。それは農家だった実家で祖母がしたいことに思えました。下処理、調理の仕方、とても参考になりました。心がおだやかに、幸せは自分の中に。(OSさん 岩手県 50代)

 

  • 「タイマグラばあちゃん」BS放送で見ました。最後、おばあちゃんが入院した後、あの集落は?若い夫婦とお子さんは?とずっと思っていたら、最近、あべちほさんのインスタに巡り合い!!タイマグラに移住している?え~うれしい~となり、今日、この「森の恵みレシピ」を購入しました。これからタイマグラのことをあれこれ思いながらひとつひとつ見て、作りたいものがあったら作って秋冬を過ごしたいと思います。ほんとに、ほんとに、うれしい。(KTさん 大阪府 50代)

 

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