【2023年12月7日発売 予約受付中】住む、ということ 里山のちいさな暮らし

著者:加賀江広宣
価格:1,760円(税込)
サイズ:A5判
頁数:128ページ オールカラー
ISBN:978-4-8292-1037-6

2023年12月7日発売


「心穏やかに優しい気持ちで毎日を過ごしたい」と願い、家づくりをした加賀江広宣さん。家族5人で鹿児島県の里山に暮らしながら、住まいのあり方や家にこめる思い、日々のようすをインスタグラムで発信しています。そんな加賀江さんの初めての著書には、自ら設計した天然素材の家づくりのプロセス、土地選びから資金計画、季節を楽しむ暮らしが詰まっています。すべての人にとって身近な「住む」ということとはー-。家と関わる楽しさを気づかせてくれ、自分と住まいの関係性が変わる1冊です。

日々そこに身を置き、住むことを感じていると、思いや行動がむくむく湧き上がってきて、だんだん形になっていきます。そうした痕跡の積み重ねによって、その人、その家族の人生が、その家に映し出されたとき、何とも言えない深みや愛着が醸し出されていくように思うのです。(はじめにより)

 

プロフィール

加賀江広宣 かがえひろのぶ 
1980年長崎市生まれ。高校でインテリアを学んだ後、九州産業大学建築学科、同大学院建築学専攻修士課程修了。ゼネコンの施工管理、住宅会社の営業を経て、2010年株式会社シンケンに入社。2013年、鹿児島市中心街から少し離れた里山に家を建て、太陽、風、木々のにおいを感じる暮らしを楽しみながら、Instagramで発信する。妻、長男、長女、次女との5人暮らし。

 

撮影:小野慶輔・加賀江広宣

 

編集部から
住まいを通して、「どう生きていくか」をやわらかく問いかける加賀江さん。「普遍的な形や素材でできたものは、人の暮らしだけでなく、ちゃんと自然とも呼応してくれるような気がする」。加賀江さんの住まいを拝見しながら、生活と命の紡ぎ方にもフォーカスした本書をぜひ味わってください。

 

目次

Chapter1
家と暮らしがつながった日

家のこと

住まい=居場所

家をつくるときに大切なこと

「窓の向こう」にあるエネルギー

「ずっと居たい」と思える場所

家族が幸せになるために、お金をかけるもの

便利か不便かではなく、心穏やかでいられるか

末長く愛せるか

 

Chapter2
思いを込めた家づくり

土地を買う

中身で選んだ土地は175万円

自分の手で開墾

なぜ田舎を選んだか

心の豊かさと、土地と家

土地選びは、結婚相手選び?!

〈土地の探し方 参考〉

資金計画

小さなお金で大きな予算をつくる

〈住宅ローン借入額の参考〉

加賀江家の間取り図

陽だまりのある家

優しくて強い天然素材、杉板外壁

メンテナンスコストがよい木の壁

白い壁と木の柱―落書きがなじむ家

働く壁

仕切りのない子ども部屋

浴室とランドリーは2階

空気循環で家じゅう空気サラッと

光熱費の話―節約主婦の電力量料金とのたたかい

住みながらこしらえていく

思いを広げるハナレ

 

Chapter3
暮らしが人生

陽だまりが心の芯に届く幸せ

家で人は変わる

窓で暮らしは変わる

家事が楽しくなる家

[季節を感じる暮らし]春

[季節を感じる暮らし]夏

[季節を感じる暮らし]秋

[季節を感じる暮らし]冬

食べ物の変化で健康的に

収納と片づけ

子どもの片づけ

田舎での子育て

子育て観と親の気持ち

2反の田んぼ

「大切な欲」を見極める

 

ひとりごと

  1. 今を信じて進む選択
  2. 未来を想い描く
  3. 古くなる
  4. らしく、いられるように
  5. 感覚に記憶する
  6. 親としての振る舞い
  7. 遠くを見て、今を生きる
  8. 誰かのおかげで成り立っている

 

Q&A

  • 物の選び方について
  • インテリアについて
  • 椅子について
  • 照明について
  • 最近購入したものについて
  • 工務店選びについて

 

おわりに

 

付録「ふだんをいちばんの幸福に」家づくりマップ


 

 

 

 

 

 

 

 

 

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