【2025年5月10日発売】言葉にすれば願いは叶う――私に勇気をくれる英語フレーズ
2025年5月10日発売
著者の田中慶子さんは日本トップクラスの同時通訳者。日々仕事で英語を使う中で、「英語の表現は、日本語に訳すとピッタリこなかったり、英語のままのほうが心にスッと響くものがある」といいます。本書はそんな田中さんが同時通訳を通して見ているステキな「ひと・もの・こと」を、覚えておきたい英語フレーズと共に紹介。なじみあるフレーズに深い意味を感じたり、思わずクスッと笑ったり、一歩踏み出す勇気をもらえたり……。英語が苦手な方にこそ読んでいただきたい一冊です。
著者プロフィール
田中慶子 たなかけいこ
愛知県出身。高校時代は不登校を経験。アメリカのマウント・ホリヨーク大学卒業。通信社やNPOなどで勤務の後、フリーランスの同時通訳者に。ダライ・ラマ、テイラー・スウィフト、ビル・ゲイツ、デビッド・ベッカムなどの通訳を経験。2010年コロンビア大学にてコーチングの資格を取得し、通訳の経験をもとにコミュニケーションアドバイスをするコーチングの分野にも活動を広げる。著書に『不登校の女子高生が日本トップクラスの同時通訳者になれた理由』(KADOKAWA)『新しい英語力の教室 同時通訳者が教える本当に使える英語術』(インプレス)がある。 Voicyパーソナリティとしても活躍中。
装丁・デザイン 矢作裕佳(sola design)
装画・イラスト 戸塚恵子
出版記念講演会を開催します。2025年5月9日(金)詳細・お申込み⇒終了しました
著者 田中慶子さんからのメッセージ
目次
はじめに 異国の言葉だからこそ
Ⅰ 人とのつながりの中で
- 相づちや共感の言葉
“I am with you” “I hear you” - 会話が広がる質問力
“Can you elaborate on that?” - 人と距離を置くということ
“I need my space” - 私はここにいます
“I am here” - 任せておけば大丈夫
“He knows what he is doing” - 終わらない旅
“journey”
Ⅱ 願いを叶える言葉
- これは「コンテスト」ではない!
“It’s not a competition” - 大人になったら何になりたい?
“becoming” - 恥じることはないと胸を張る
“I do not apologize” - いつか願いが叶うなら
“sometimes”と“sometime” “someday”と“one day” - 毅然として目標に向かう
“Why not” - 絶対に叶うから
“not if but when” - 本当に目指しているもの
“true north” - 限界なんてないよ!
“The sky is the limit!” - 先駆者であれ
“Go where no one else will go, do what no one else will do”
Ⅲ 言葉の違いは文化の違い
- みかん色の猫
“orange cat” - お互いが気持ちいい表現
“Just looking” - アメリカらしい「お願い」の仕方
“Do you want to~?” - 英語のスピーチで忘れてはならない大切なこと
“recognition”
Ⅳ 暮らしの中の言葉
- 「環境に優しく」は自分にも優しく
“environmentally friendly” “sustainable” - ムカつく時には
“Enough is enough. I don’t need this” - 「思考停止」になっていた私
“I was numb” - 自分の感情にラベルを貼る
“labeling” - 欲しいものは先に手に入れてしまおう!
“Life is short. Eat dessert first” - 良い行いって何だろう?
“good citizen” “social good” - 暗いからこそ気づく光
“less is more” - 認識のズレを確認する
“on the same page” “reality check”
Ⅴ 心が軽くなる言葉
- 自分の選択に迷ったら
“I am a good person” - 自分で自分を認めてあげる
“I deserve it” - 楽観主義? 悲観主義?
“optimist” “pessimist” - まだまだある? 楽観的vs悲観的
“defensive pessimist” - 相手の重荷を抱え込まない
“heavy lifting” - 「それなりの理由」と「妥当なこと」
“good reason” “reasonable” - 人は常に100 点満点!
“whole” - 悲しみを終わりにする本当の意味
“It’s over”
Ⅵ 出会いから生まれる物語
- 分かるんだよ
“I know it” - “think”じゃなくて“know”なんだ!
“I know so” - 生まれ持った特性
“natural” - 「プロ」に必要なもの
“art & science” - 美しさとは内面から出てくるもの
“beautiful both inside and out” - 心がつながるということ
“We are connected” - 被害者であることをやめる決意
“We have to stop being victims” - 貪欲に「鎧」を身につける
“Be greedy” - 人生は芸術作品
“Life is a piece of art”
コラム
- あの人の言葉①
テイラー・スウィフトの“Nice to see you” - あの人の言葉②
真田広之の“authentic”な言葉 - あの人の言葉③
デビッド・ベッカムの“after you” - 言葉と向き合う①
言葉は思い出にもつながっている - 言葉と向き合う②
想いが言語の壁を超える瞬間
あとがきにかえて
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コラム
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読者の声
- 長年、疑問だったニュアンスが見つかった。英語もさる事ながら言葉の持つチカラを再発見しました。医療の現場に居る自分にも通じるヒントが見つかりました。本当にありがとうございます!(香川県 MSさん 50代)
- 「it’s over」「I know it」が特に印象に残りました。またテイラーさんのお話 「Nice to see you」と「Nice to meet you」の違いも勉強になりました。(千葉県 SKさん 60代)
- 最初に興味を持ったのは、コラム「想いが言語の壁を超える瞬間」。Voicy で聞いたけど、文字で読むと再び心に残り、不思議だけどそんなことってあるんだなと思った。そのあと続けて読むと、心がおだやかになった。77年生きる中で、辛いこと、理不尽なこと、あの時もっと自己主張すればよかった、くやしい、自分より人が先で、ゆずることが多かった。その残念な気持ちは、“It’s over”。 何よりも“We have to stop being victims” に心が動いた。ドンちゃん(オルガン奏者)のやさしさがすてきだ。文字が茶色でめがね無しでは読みづらいけど、本は飾りたいほどかわいい!(岩手県 MHさん 70代)
- 1988年から1991年の3年間、米国マサチューセッツ州ボストン近郊、ウェイランドに夫の赴任のため滞在しました。私は学生時代カウンセリングの感受性訓練に数回参加しました。田中さんのコーチングが感受性訓練の根幹の考え方にとても近く思え、興味深いものでした。人間へのまなざし、人間はそう簡単には理解できないことを感じ、日々自戒をもって生活してきました。自分でも知らない自分、人間の不思議さ、人間のすばらしさも感じています。米国で暮らしたときのボランティア活動、運転免許取得時の面白い体験も思い出しました。田中様、どうぞお体大切に、ご活躍ください。(神奈川県 DMさん 70代)