【2025年5月10日発売】言葉にすれば願いは叶う――私に勇気をくれる英語フレーズ

著者:田中慶子
価格:1,650円(税込)
サイズ:四六判
頁数:224ページ
ISBN:978-4-8292-1075-8

2025年5月10日発売


 

著者の田中慶子さんは日本トップクラスの同時通訳者。日々仕事で英語を使う中で、「英語の表現は、日本語に訳すとピッタリこなかったり、英語のままのほうが心にスッと響くものがある」といいます。本書はそんな田中さんが同時通訳を通して見ているステキな「ひと・もの・こと」を、覚えておきたい英語フレーズと共に紹介。なじみあるフレーズに深い意味を感じたり、思わずクスッと笑ったり、一歩踏み出す勇気をもらえたり……。英語が苦手な方にこそ読んでいただきたい一冊です。

 

著者プロフィール
田中慶子 たなかけいこ

愛知県出身。高校時代は不登校を経験。アメリカのマウント・ホリヨーク大学卒業。通信社やNPOなどで勤務の後、フリーランスの同時通訳者に。ダライ・ラマ、テイラー・スウィフト、ビル・ゲイツ、デビッド・ベッカムなどの通訳を経験。2010年コロンビア大学にてコーチングの資格を取得し、通訳の経験をもとにコミュニケーションアドバイスをするコーチングの分野にも活動を広げる。著書に『不登校の女子高生が日本トップクラスの同時通訳者になれた理由』(KADOKAWA)『新しい英語力の教室 同時通訳者が教える本当に使える英語術』(インプレス)がある。 Voicyパーソナリティとしても活躍中。

 

 

装丁・デザイン 矢作裕佳(sola design)

装画・イラスト 戸塚恵子

 

 


読者の声⇒


出版記念講演会を開催します。2025年5月9日(金)詳細・お申込み⇒終了しました

 


著者 田中慶子さんからのメッセージ


目次

はじめに 異国の言葉だからこそ

 

Ⅰ 人とのつながりの中で

  • 相づちや共感の言葉
     “I am with you” “I hear you”
  • 会話が広がる質問力
     “Can you elaborate on that?”
  • 人と距離を置くということ
     “I need my space”
  • 私はここにいます
     “I am here”
  • 任せておけば大丈夫
     “He knows what he is doing”
  • 終わらない旅
     “journey”

 

Ⅱ 願いを叶える言葉

  • これは「コンテスト」ではない!
     “It’s not a competition”
  • 大人になったら何になりたい?
     “becoming”
  • 恥じることはないと胸を張る
     “I do not apologize”
  • いつか願いが叶うなら
     “sometimes”と“sometime” “someday”と“one day”
  • 毅然として目標に向かう
     “Why not”
  • 絶対に叶うから
     “not if but when”
  • 本当に目指しているもの
     “true north”
  • 限界なんてないよ!
     “The sky is the limit!”
  • 先駆者であれ
     “Go where no one else will go, do what no one else will do”

 

Ⅲ 言葉の違いは文化の違い

  • みかん色の猫
     “orange cat”
  • お互いが気持ちいい表現
     “Just looking”
  • アメリカらしい「お願い」の仕方
     “Do you want to~?”
  • 英語のスピーチで忘れてはならない大切なこと
     “recognition”

 

Ⅳ 暮らしの中の言葉

  • 「環境に優しく」は自分にも優しく
     “environmentally friendly” “sustainable”
  • ムカつく時には
     “Enough is enough. I don’t need this”
  • 「思考停止」になっていた私
     “I was numb”
  • 自分の感情にラベルを貼る
     “labeling”
  • 欲しいものは先に手に入れてしまおう!
     “Life is short. Eat dessert first”
  • 良い行いって何だろう?
     “good citizen” “social good”
  • 暗いからこそ気づく光
     “less is more”
  • 認識のズレを確認する
     “on the same page” “reality check”

 

 

Ⅴ 心が軽くなる言葉

  • 自分の選択に迷ったら
     “I am a good person”
  • 自分で自分を認めてあげる
     “I deserve it”
  • 楽観主義? 悲観主義?
     “optimist” “pessimist”
  • まだまだある? 楽観的vs悲観的
     “defensive pessimist”
  • 相手の重荷を抱え込まない
     “heavy lifting”
  • 「それなりの理由」と「妥当なこと」
     “good reason” “reasonable”
  • 人は常に100 点満点!
     “whole”
  • 悲しみを終わりにする本当の意味
     “It’s over”

 

Ⅵ 出会いから生まれる物語

  • 分かるんだよ
     “I know it”
  • “think”じゃなくて“know”なんだ!
     “I know so”
  • 生まれ持った特性
     “natural”
  • 「プロ」に必要なもの
     “art & science”
  • 美しさとは内面から出てくるもの
     “beautiful both inside and out”
  • 心がつながるということ
     “We are connected”
  • 被害者であることをやめる決意
     “We have to stop being victims”
  • 貪欲に「鎧」を身につける
     “Be greedy”
  • 人生は芸術作品
     “Life is a piece of art”

 

コラム

  • あの人の言葉①
     テイラー・スウィフトの“Nice to see you”
  • あの人の言葉②
     真田広之の“authentic”な言葉
  • あの人の言葉③
     デビッド・ベッカムの“after you”
  • 言葉と向き合う①
     言葉は思い出にもつながっている
  • 言葉と向き合う②
     想いが言語の壁を超える瞬間

 

あとがきにかえて

 

コラム

 

 

読者の声

  • 長年、疑問だったニュアンスが見つかった。英語もさる事ながら言葉の持つチカラを再発見しました。医療の現場に居る自分にも通じるヒントが見つかりました。本当にありがとうございます!(香川県 MSさん 50代)

 

  • 「it’s over」「I know it」が特に印象に残りました。またテイラーさんのお話 「Nice to see you」と「Nice to meet you」の違いも勉強になりました。(千葉県 SKさん 60代)

 

  • 最初に興味を持ったのは、コラム「想いが言語の壁を超える瞬間」。Voicy で聞いたけど、文字で読むと再び心に残り、不思議だけどそんなことってあるんだなと思った。そのあと続けて読むと、心がおだやかになった。77年生きる中で、辛いこと、理不尽なこと、あの時もっと自己主張すればよかった、くやしい、自分より人が先で、ゆずることが多かった。その残念な気持ちは、“It’s over”。 何よりも“We have to stop being victims” に心が動いた。ドンちゃん(オルガン奏者)のやさしさがすてきだ。文字が茶色でめがね無しでは読みづらいけど、本は飾りたいほどかわいい!(岩手県 MHさん 70代)

 

  • 1988年から1991年の3年間、米国マサチューセッツ州ボストン近郊、ウェイランドに夫の赴任のため滞在しました。私は学生時代カウンセリングの感受性訓練に数回参加しました。田中さんのコーチングが感受性訓練の根幹の考え方にとても近く思え、興味深いものでした。人間へのまなざし、人間はそう簡単には理解できないことを感じ、日々自戒をもって生活してきました。自分でも知らない自分、人間の不思議さ、人間のすばらしさも感じています。米国で暮らしたときのボランティア活動、運転免許取得時の面白い体験も思い出しました。田中様、どうぞお体大切に、ご活躍ください。(神奈川県 DMさん 70代)

 

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