明日の友246号 初夏

表紙:大野八生
発売日:2020年6月5日
価格:730円(税込)

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生活特集

家庭的な終の住みか 有料老人ホームの選び方

一戸建てを維持できなくなったら… 人の手を借りないと生活できなくなったら…最後は有料老人ホームに、と考えている人は多いようです。現在入居中の72歳〜101歳の方々の声と、専門家に、選び方のこつをききました。

最後はどこで? 高齢の住まい 種類と選び方

 

入れる入れない? 入居費用の試算はこうして
いつかはホームに……と願うだけ では実現しません。まず資金面を試算し、入居金や毎月の室料ほかを払い続けられるかを見極めると、いつ、どこに?が次第に見えてきます。

私のホーム

  • 学生も親子も行き交う緑の街 矢上千恵子さん
  • 時間をかけ何度も訪れて 沼 みどりさん
  • 安心して過ごせることに感謝して 東原喜和子さん
  • 自宅近くの2つの施設に 西山一郎さん
  • 自分らしく過ごせる場所を 井上スミさん

 

費用は抑え、リスクは避ける 有料老人ホームの後悔しない選び方

 

対談

住まい方は生き方 超高齢期をどこで?

私らしく、人間らしく 暮らせる「終の住みか」を求め、 長年力を尽くしてこられたお二人。 これからのシニアの住まいは どう変化するのでしょうか。

袖井孝子
お茶の水女子大学名誉教授

1938年愛知県生まれ。一般社団法人コミュニティネットワーク協会会長、一般社団法人シニア社会学会会長、NPO法人高齢社会をよくする女性の会副理事長。少子高齢化社会の課題にいち早く取り組み、コ ミュニティ形成に重きを置く提言、実践を行う。著書『高齢者は社会的弱者なのか』『セカンドライフのための住み替えQ&A』ほか。

近山恵子
那須まちづくり株式会社代表

1949年新潟県生まれ。臨床検査技師を経て(株)生活科学研究所へ。’88年「シニアハウス新町」等を立ち上げる。親の介護から、一人でも自立して暮らせるケアの仕組みづくりに 携わる。「ゆいま~る」創設に関わり、現在は那須のまちづくりに。著書に『どこで、誰と、どう暮らす?』(著者)、『こんにちは“ともだち家族”』など。

(撮影:大槻純一)

 

健康特集

イメージで判断は危険 「抗がん剤の誤解」を解く

抗がん剤治療というと、 「ベッドに寝たきりになる」「命を縮める」など つらく、怖い印象を持っている人が多いのでは? けれどもそれは、間違った情報や思い込みに よってつくられたものかもしれません。 いざというとき適切な治療が 受けられるように、抗がん剤への誤解を 払拭しておきましょう。

小野澤祐輔(静岡県立静岡がんセンター 原発不明科部長)
1992年弘前大学医学部卒業。都立駒込病院化学療法科、国立がんセンター東病院血液化学療法科、横浜赤十字病院(現横浜市立みなと赤十字病院)内科(血液)などを経て、2002年から静岡県立静岡がんセンター消化器内科に勤務。2004年に同内科医長に。2010年より現職。専門は、消化器がん、頭頚部がんに対する化学療法。
根上リサ(同・がん化学療法看護認定看護師)
2001年3月看護師免許取得。同年、静岡県立静岡がんセンター入職。脳神経外科、消化器外科・内科、専門外来などに勤務。2015年がん化学療法看護認定看護師取得。がん薬物療法に関する患者支援および看護教育に従事。

 

目次

008 エッセイ
こころの窓 やさしさを胸いっぱいに吸い込んで… 渡辺憲司

 

生活特集

010 家庭的な終の住みか
有料老人ホームの選び方
012 最後はどこで? 高齢の住まい 種類と選び方
016 入れる入れない? 入居費用の試算はこうして
私のホーム
014 学生も親子も行き交う緑の街 矢上千恵子さん
018 時間をかけ何度も訪れて 沼 みどりさん
019 安心して過ごせることに感謝して 東原喜和子さん
020 自宅近くの2つの施設に 西山一郎さん
021 自分らしく過ごせる場所を 井上スミさん
費用は抑え、リスクは避ける
022 有料老人ホームの後悔しない選び方
小嶋勝利 民間介護施設紹介センター(みんかい)取締役
加藤春奈 同元相談員
アンケートから
026 年金で入れる公的なホーム ケアハウスとその他の住まい
028 入居の決め手と年代別入居理由
029 入居後、幸せに暮らすコツ
030 ホーム見学チェックリスト

 

対談

031 住まい方は生き方 超高齢期をどこで?
袖井孝子 お茶の水女子大学名誉教授
近山恵子 那須まちづくり株式会社代表

 

健康特集

069 イメージで判断は危険
「抗がん剤の誤解」を解く
小野澤祐輔 静岡県立静岡がんセンター 原発不明科部長
根上リサ 同・がん化学療法看護認定看護師
070 誤解 1 がんには、抗がん剤治療が必要?
072 誤解 2 激しい副作用で体が弱る?
074 誤解 3 普通の生活ができない?
075 誤解 4 高額な費用がかかる?
076 日常生活のアドバイス

 

 

038

旅・もの・出会い
山辺と海辺を辿るふたつの道
―神奈川県・箱根と真鶴 佐藤徹也

054 暮らしのフラワーアレンジメント
花の息吹をお部屋に
小林亮子&有賀傑
059 料理
くたびれずにつくる毎日のおかず 本谷惠津子
082

快適生活を支えるグッズ(6)
家の中で探しものをしていませんか 橋本麻紀

046

今から見る夢
「人」として認められること 免田 栄さん

080

よろず相談室
高齢期の外出自粛生活「備えは」 池田敏史子

006 郷愁 日本のふるさと(2)
島根県 津和野町 五島健司
052 アート 変身しようそうしよう(7)
変身はウソかマコトか 成相 肇
051
058
四コマ漫画(2)
番犬ダイダイ 神沢礼江
086 人生百年学 ヨタヘロ航海記(24)
行こか戻ろかヨタヘロ見舞い 樋口恵子
088 Dr.イワタの老い研究(7)
音楽って何? 岩田 誠
090 記憶の小舟(8)
鳥の行方 井坂洋子
092 本と幸せ(2)
わくわく、どきどきの一冊 北村 薫
094 あの歌をプレイバック!(14)
「いちご白書」をもう一度 本城和治
096

毎日のヨガ(38)
こんな時こそ体の手入れ セティ秀子

 

 

098 頭の体操をしましょう
100 明日の友歌壇 松坂弘選
102 明日の友俳壇 黒田杏子選
104 バックナンバーのご案内
105 明日の友アンケート
109 読者のたより
113 お知らせ
114 編集後記・次号予告
067 定期購読のおすすめ
107 家計簿サービス開始のお知らせ
108 コロナ時代のつながり方 服部満生子

編集後記

「(コロナ影響下の)この生活が常態 化するであろう今をチャンスと考え、 暮らし方を提案・実践しなくては」と 対談の近山さんがメールに。服部さん(P.108)も、高齢者も新しいつながり方をと提言。編集部には皆さまから、いつも以上に多くの声が郵便とメ ールで寄せられました。ご一緒に「明日の友世代」の新しいライフスタイルをたずねていきたいと思います。

■明日の友編集部へのメッセージは asunotomo@fujinnotomo.co.jp へお送りください

 

今号の料理

くたびれずにつくる毎日のおかず 本谷惠津子
炒めるだけ、漬けるだけ、和えるだけ……。身近な材料をシンプルな手順で仕上げる、飽きのこないおかずをどうぞ。

  • 胡瓜とパプリカの3%塩水漬け
  • 牛肉の炒り煮2種(牛肉のオイスターソース炒め/牛肉の黒酢炒め)
  • 丸ごと梅干し炊き込みご飯
  • 1対1の酢味噌で(貝と茗荷/わかめとしらす)
  • 鶏手羽中と生姜のスープ
  • 鶏ささみのオープンサンド
  • まぐろの漬け丼 韓国風

 

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