5月末日までの小社へのご注文には、著者サイン本をお送りします。

「明日の友」に連載中の随筆から、著者が撰んだ18篇。
書きためていた国内外の旅の日記を合わせ、新たにまとめた「メスとパレット」Ⅳです。すでにⅠ，Ⅱ，Ⅲは読者に人気!!

サイズ：A5判変型／ISBN：978-4-8292-0712-3

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	森 武生氏の旅談義 第1回⇒
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2文字で題を綴る随筆（Ⅳ目次より）
春愁　魚類　愛着　貧困　背中　会話　携帯　笑顔　言葉　描画　宿縁　未完　田舎　想定　疫病　鉄路　雑草　共有

随筆“想定”から
「・・・外科手術というものも、通常は想定内の事柄に対して、対処してゆけばいい。だから、最も経験の多い人、知識の多い人が手術チーム のリーダーになるわけである。そして経験や知識は、人間に一つとして同じ個体がない以上、現場に於いて人から人へ受け継がれていかなければならい・・・」

旅帰りの機内で書く旅日記

イタリア　グアテマラ　フランス　ベトナム　ラオス　エジプト　ハンガリー　イスラエル　インドネシア　ポーランド　ドイツ　ロシア　九州　ルーマニア

旅日記“ロシア”から
「・・・なんと学会からの迎えが居ない！。もう夜11時30分過ぎ。暗澹たる気分。…いた！むくつけき大男がDr.MORIと書いた小さな紙を持って、ぼーっと立ってあらぬ方向を見ている。うぬ！お腹をつついて自分だと示す。・・・」など、吹き出すようなところもたくさんある。

現地（ラオス）で挿絵を描く
「・・・ついに決めて全体を描くことにする。Dr.野口にその辺りで、二時間くらい遊んできてくれと言うと、そんな時間で、この全体が描けるわけないでしょうと信じない。まあまあと、なだめて追いやる。木陰を探して一枚。難しかったが、まあ、感じの出ている絵が出来た。」