婦人之友2018年 3月号
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■2018年3月号 編集後記
特集
\忙しくても心豊かな人の/
あえてすること しないこと
家事に仕事、子どものこと、介護……あれもこれもとがんばってこなしているのに、何かが足りない、と感じることはありませんか。
時間に追われるだけの毎日にしないために、「あえてすること」「しないこと」とは、なんでしょう?
“自分軸”を取り戻す 私にうれしい台所仕事 石村由起子さん
「慌ただしい日常から“自分らしさ”を取り戻してくれているのは、日々の家事かもしれません」暮らしを楽しみ慈しむ。その根っこにあったのは子ども時代に共に過ごした、おばあさまの知恵でした。

| いしむらゆきこ 全国から多くのファンが足を運ぶ、奈良市のカフェと雑貨の店「くるみの木」主宰。著書に『暮らしのコツコツ』など。 |
「抱えこまない」家事のコツ 佐光紀子さん
家事はきちんとしなくては。でも思うようにいかない、と、苦しくなることはありませんか?
佐光さんの実践する「一人でしすぎない」家事とは──。

さこうのりこ 翻訳家。家事の研究家として、自然素材を使った掃除法の提案も。近著に『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』(光文社新書)。20代の3人の子の母。 |
記録すると暮らしのバランスがとれてくる 鈴木玲子さん
家族が“自然な形で”生活できることが一番、と話す鈴木さん。『主婦日記』に描いて整理することで新しい工夫も─。


シリーズ バリアのない社会へ
50代・夫婦の “壁”
子どもの手がはなれる50代は、夫婦が向き合うとき。親としてではなく、夫婦として面と向かったお互いに、これまでと違う顔や姿を見ることもあるでしょう。そこから新たに歩みだすには?揺れ動く声を聞きました。

対談
小さな絵に広がる宇宙 ― 画家・熊谷守一の世界
熊谷 榧(画家・豊島区立熊谷守一美術館館長)
池田良平(天童市美術館館長・学芸員)

生きものを愛し、描きつづけた画家、熊谷守一。今なお新鮮で独特な作品は、多くの人を魅了しています。仙人とさえ言われた、その生き方は――。
目次
■特集
\忙しくても心豊かな人の/
あえてすること しないこと
| 014 | 私にうれしい台所仕事 石村由起子さん |
| 025 | 「抱えこまない」家事のコツ 佐光紀子さん |
| 028 | 記録すると暮らしのバランスがとれてくる 鈴木玲子さん |
| 036 | 時と人生の編み手はわたし ―デンマーク女性の諦めない生き方 稲垣早苗 |
| 042 |
50代からの身軽な暮らし 3 1アイテム5点主義 井田典子
|
| 044 | エッセイ スキマの風景 15 四苦八苦 平松洋子 |
■シリーズ バリアのない社会へ
| 083 | 50代・夫婦の “壁” 手記3篇/すれ違いの末に、ほか |
| 新しい関係に歩みだすとき 助言/村瀬敦子・幸浩 |
■対談
| 068 | 小さな絵に広がる宇宙 ― 画家・熊谷守一の世界 熊谷 榧/池田良平 |
| 077 |
映画「モリのいる場所」 沖田修一監督にきく/モリカズさんを演じて 山﨑 努(俳優) |
| 094 | 世界は変えられる ICAN ベアトリス・フィンさん来日インタビュー 藍原寛子 |
| 080 | 羽仁もと子著作集 共に棲み共に語る (著作集『家信』より抜粋) |
| 126 | 今日のいのり ミッションに生かす神 矢澤励太 |
| 118 | 未来の余白から 海鳴りと沈黙と 最上敏樹 |
| 114 | 視角 中東情勢の深層 神学・宗教学から読み解くエルサレム問題 森本あんり |
| 010 | わたしの・すきな・もの スカラベの精密画 福岡伸一 |
| 112 | 思春期の悩み相談 「隙間がないほど心を通わせられますか」(高1・女子) 回答者・湯浅 誠 |
■暮らし
| 046 |
料理 春を感じる身近な中華 岡田めぐみ
|
| 053 |
気軽にできる今日のお菓子 クランペット(イギリスの軽食パン) 石田 薫
|
| 056 | ちょっとひとつみハーブとなっぱ ニラ 庄野幸子 |
| 060 |
刺繍 シンプルステッチを楽しむ 山梨幹子
|
| 098 | 家計ルーム 収入の30%が教育費だからこそ、予算を守って暮らす |
| 106 | 健康往来 “更年期障害” でしょうか? 片井みゆき |
■読み物
| 063 | 絵本 あのね 3 きのうのけんか ごとうみづき |
| 124 | こころの深呼吸 お便りまわり 海原純子 |
| 134 | 小説 ひと箱のライフ 楊 逸 |
| 130 | Book 「預言」としての言葉 若松英輔 |
| 132 | cinema ─ 女と男 看板と絵はがき 松本侑壬子 |
■口絵
| 007 | 時空しまめぐり 友ケ島(和歌山県) 加藤庸二 |
| 104 | 家計簿をつけ通す同盟 主食費 |
| 142 | 生活歌集 小島ゆかり |
| 146 | 生活句集 山西雅子 |
| 150 | 自由学園だより 高橋和也 |
| 152 | 友の会ニュース 東京第一/一宮 |
| 154 | 十三浜わかめクラブ通信 |
| 157 | f-tomoひろば |
| 160 | バックナンバー |
| 161 | 4月号予告 |
| 162 | 編集室日記 |
強い寒波に覆われ、東京でも記録的な積雪など、各地で厳しい寒さが続いています。皆さま、無事にお過ごしでしょうか?
シリーズ「バリアのない社会へ」では、夫婦を取り上げました。小さなひっかかりを感じた時、そのままにしないこと。それはどの家庭、どの年代にとっても、大事なことと感じます。
「ICANのフィンさんに、お話が伺えそう」と、藍原寛子さんから弾む声で連絡があったのは、昨年末。来日中の、長崎や広島での世代を超えての対話や、「できることから始めてみて」の言葉などから、より多くの人と連携し、複雑な問題に取り組むフィンさんの姿を伝えてくださいました。
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今月号のレシピ
【今日のおかず 春を感じる身近な中華】
牛肉と葱のオイスターソース炒め/おかひじきと桜えびのおひたし/揚げワンタンのケチャップ風味/筍の干しえび炒め/ピーマンと人参の炒めもの
【気軽にできる今日のお菓子】
クランペット(イギリスの軽食パン)
【ちょっとひとつみハーブとなっぱ】
ニラのチヂミ








さこうのりこ 翻訳家。家事の研究家として、自然素材を使った掃除法の提案も。近著に『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』(光文社新書)。20代の3人の子の母。











