婦人之友2018年 2月号
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■2018年2月号 編集後記
特集
手早い・元気が出る! お助けスープ おまもりスープ
思わず肩をすくめてしまう、寒い日。家族の心と健康をまもり忙しい日々の食卓の助けになるのは手軽で、栄養が丸ごと入ったスープです。この冬のわが家の定番に、ぜひとも加えてみてください。
心と体があたたまる 4種だしのやさしいスープ 飛田和緒
わが家では「だしボトル」を常備しています。それだけで、冷蔵庫の素材があっという間においしいスープや汁ものになる。これが家族の「おまもり」であり「お助け」です。

きのこと根菜のかき玉スープ 鶏だしときのこの旨味がギュッとつまったスープ。れんこんのとろみで、あたたかさ倍増です。

あさりだしのポトフ ごろごろ野菜で手間なく、よりシンプルにいつもと違うやさしい味を楽しめる「潮のポトフ」。あさりごはんにもよく合います。
ひだかずお 料理家。素材を活かし、日々の料理が手軽で楽しくなる、家庭料理や保存食を伝える。『飛田和緒のおうち鍋』『常備菜』など著書多数。 |
藤井恵さんの 毎日食べたい「普段着スープ」
毎日、野菜たっぷりの汁ものをとるようになって、体調も肌の調子もぐんとよくなったという藤井さん。「家族の健康をまもるのも、この一杯です」。

鰯のつみれ汁 ふんわりとした口あたりと、生姜と味噌のきいたつみれが好評です。
海藻ときのこの味噌汁 海藻が大好きなので、わかめだけでなく、めかぶやもずくでつくることも。

人参と玄米のポタージュ 疲れているときには、このポタージュの出番。免疫力を高める人参、力を与える米(炭水化物)がぎゅっとつまっています。玄米なので食物繊維も豊富です。
ふじいめぐみ 料理研究家・管理栄養士。「家族の元気は食卓から」をモットーに、栄養バランスのよい、つくりやすいレシピが好評。『体にいい和食ごはん』ほか著書多数。2女の母。 |
座談会
うそ、ほんと?― 情報は誰のもの
立岩陽一郎(ジャーナリスト)
金井啓子(近畿大学教授)
アーサー・ビナード(詩人)

昨年の流行語ともなった“フェイク(偽)ニュース”。あふれる情報の何が事実で、何が嘘なのか――。誰でも気軽に情報発信できるようになった時代に、私たちは、情報とどのように関わっていけばいいのでしょうか。
シリーズ バリアのない社会へ
その“香り”必要ですか? 清潔志向の強まる中で
汗の匂いや体臭などを気にする人が増えています。柔軟剤や消臭スプレーは必需品、と思っていませんか?あなたの使っているその「香り」に、苦しむ人がいます。
目次
■特集
\手早い・元気が出る!/
お助けスープ おまもりスープ
| 014 | 4種だしのやさしいスープ 飛田和緒 |
| 022 | エッセイ 義務と信仰 角田光代 |
| 024 | 藤井恵さんの 毎日食べたい「普段着スープ」 |
| 032 | 生きる活力を生みだす 阿古真理 |
| 038 | わたしの「スープ」エピソード 9篇 |
| 044 |
50代からの身軽な暮らし2 感性のストライクゾーン 井田典子
|
| 046 | エッセイ スキマの風景14 高いところ 平松洋子 |
■座談会
| 106 | うそ、ほんと?― 情報は誰のもの |
| アーサー・ビナード/立岩陽一郎/金井啓子 |
■シリーズ バリアのない社会へ
| 078 | その“香り”必要ですか? 清潔志向の強まる中で |
| 柔軟剤の匂いがつらくて…(体験談) | |
| 「香害」をなくす動きを広げたい | |
| 化学物質過敏症と香り 坂部貢/香川(田中)聡子 |
| 076 |
羽仁もと子著作集 春遠からじ 著作集『友への手紙』より抜粋 |
| 126 | 今日のいのり 出会い―神様からの贈りもの 佐野正子 |
| 018 | 未来の余白から まだ続く長い道 最上敏樹 |
| 010 | わたしの・すきな・もの ソーセージの缶詰 福岡伸一 |
| 058 | 多様な絵本を作る インド・タラブックス、2人のギータさん![]() |
| 068 |
読者を訪ねて11 観音寺用水の緑と歴史を伝える 村松幹夫さん・結子さん(岡山市)
|
| 088 | 思春期の悩み相談 「“うざい、キモい”などの言葉、受けとめられません」(高2・女子) 回答者・あさのあつこ |
■暮らし
| 049 |
気軽にできる今日のお菓子 チョコレートのムース 山本由美
|
| 052 | ちょっとひとつみハーブとなっぱ ルバーブ 庄野幸子 |
| 090 |
家計ルーム ひと月つけて見えてくること
|
| 098 | 健康往来 “乾癬”とはどんな病気でしょう 五十嵐敦之 |
| 104 | 幼児生活団通信グループ じっくり考え、楽しく励む生活習慣 |
■読み物
| 056 | 今日、なに着ていこう 大きなストール ひびのこづえ |
| 063 | 絵本 あのね2 ゆきのしゅみ ごとうみづき |
| 124 | こころの深呼吸 心の宝石箱 海原純子 |
| 134 | 小説 ひと箱のライフ 楊 逸 |
| 130 | Book かけがえのない記憶 鈴木潤 |
| 132 | cinema-女と男 自分らしく生きる 松本侑壬子 |
■口絵
| 007 | 時空しまめぐり グリーンランド(デンマーク) 加藤庸二 |
| 096 | 家計簿をつけ通す同盟 副食物費 |
| 142 | 生活歌集 小島ゆかり |
| 146 | 生活句集 山西雅子 |
| 150 | 自由学園だより 高橋和也 |
| 152 | 友の会ニュース 高岡/熊本 |
| 154 | 十三浜わかめクラブ通信 |
| 158 | f-tomoひろば |
| 160 | バックナンバー |
| 161 | 3月号予告 |
| 162 | 編集室日記 |
冬の食卓で大活躍のスープ。材料や味の組み合わせは無限大です。「スープについてだと、わくわくします」という角田光代さんのエッセイの味も、どうぞお楽しみください。
トランプ米大統領の登場もあって日常化した「フェイクニュース」とは?から始まり、活発な議論となった座談会。相手の言葉によく耳を傾けながら、笑顔も意見も交わす3方の様子に、生活の中で、このような会話をもっと増やしていく大切さを感じました。
「香害」の記事は、編集部に寄せられた複数の読者の悩みに応えたいと取り上げました。1人ではらちがあかないことも、皆さまとご一緒に考えていきたいと思います。
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今月号のレシピ
【手早い・元気が出る! お助けスープ おまもりスープ】
水だし/鶏だし/あさりだし/牛すね肉のだし/きのこと根菜のかき玉スープ/あさりだしのポトフ/あさりの炊きこみごはん/焼き厚揚げのじゃこのせ/冬野菜と牛すね肉の白いスープ/鶏のひき肉団子とトマトのスープ/鰯のつみれ汁/海藻ときのこの味噌汁/人参と玄米のポタージュ/ピェンロー(中国の白菜鍋)/塩豚のポトフ/豆、トマト入り塩豚ポトフ/カレーうどん
【わたしの「スープ」エピソード】
失敗知らずのクリームシチュー/南瓜の黄金スープ/リトアニアのビーツスープ/姉妹で継ぐ母のシチュー/鍋帽子でつくる「和根洋菜」/母の愛した野菜のコンソメ
【気軽にできる今日のお菓子】
チョコレートのムース
【ちょっとひとつみ ハーブとなっぱ】
ルバーブ・クランブル/ルバーブのジャム/ルバーブ・リキュール








ひだかずお 料理家。素材を活かし、日々の料理が手軽で楽しくなる、家庭料理や保存食を伝える。『飛田和緒のおうち鍋』『常備菜』など著書多数。
ふじいめぐみ 料理研究家・管理栄養士。「家族の元気は食卓から」をモットーに、栄養バランスのよい、つくりやすいレシピが好評。『体にいい和食ごはん』ほか著書多数。2女の母。











