2021年 6月号 | 婦人之友社 さあ、生活を発見しよう

婦人之友2021年 6月号

表紙:砂糖ゆき
発売日:2021年5月12日
価格:780円(税込)

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特集

森ぐらしに教わる 小さな毎日を楽しむ知恵

遠出を控える日々。でも、足もとの花になぐさめられたり、お気に入りのものに気持ちが明るくなったり。
そんな瞬間はありませんか。
岩手県・タイマグラの安部智穂さんは、暮らしを楽しむ名人。
その知恵を見に、タイマグラの森へ――。

安部智穂●1968年神奈川県生まれ。94年にタイマグラに移住、桶職人の夫と26年間暮らす。岩手県でクラフトイベントを主催、自身も草木染やかごづくりなどを。

●6月の森へ

 

●雨のありがたみ感じる保存食

●樹皮でかごを編む

●臭いと湿気とりに 炭を

 

モノとの関係。もっと自由になれる!

古道具のある暮らし
古道具好きの安部さんが足繁く通う店「昭和kichi」の川目さんに、古道具の魅力と、楽しみ方を教えていただきました。

 

 

始めよう! プラスチックフリー・ライフ

マイクロプラスチック市民調査(網走川) 町田善康

海にたまるマイクロプラスチックは、もとを辿ると私たちの生活から出たもの。北海道、網走川でマイクロプラスチックの調査を行った「網走川流域の会」会員で、美幌博物館学芸員の町田善康さんに聞きました。

 

座談会

コロナ禍もしなやか フィンランドのシンプルライフ

モノ作り、暮らし作り、人とのつながり、基本はどれも「シンプル」、そして持続可能に。そんなフィンランドについて、語り合いました。

森下詩子
映画配給

2011年より映画を観て対話する「kinologue」主宰。その後、フリーランスで北欧の映画配給を始め、『365日のシンプルライフ』『ファブリックの女王』『YARN人生を彩る糸』などを共同配給。クリーニングデイ・ジャパン事務局代表。

齋藤名穂
建築、デザイン

日本、フィンランドで学び、建築やデザインの幅広いプロジェクトを手がける。長野県立美術館「ひらくプロジェクト」では触る地図やアートカードなどを、立川PLAY! MUSEUM『 アーノルド・ローベル展』では展示デザインを。

神谷説子
メディア研究


東京大学大学院情報学環特任助教。元ジャパンタイムズ記者。バイリンガル独立メディア『5:DesigningMedia Ecology』でRadio5のプロデューサー。共著に『世界の裁判員:14カ国イラスト法廷ガイド』。

 

ふろくカード

目次

特集

森ぐらしに教わる
小さな毎日を楽しむ知恵

安部智穂

012 誌上散歩・6月の森へ
五感がさえわたる 森の心地よさ(江口文陽)
020 雨のありがたみ感じる保存食
022 樹皮でかごを編む/クラフトバンドで小ものづくり
028 臭いと湿気とりに 炭を/炭の吸着力のひみつ(江口文陽)
030 古道具手帖③ まめ皿/古道具のある暮らし(昭和kichi)

 

 

098 羽仁もと子著作集 どうしたら頭脳がよくなるでしょう/ふろくカード
090 今日のいのり 人は何によって生きるか 丸山和則
136 未来の余白から ヒマラヤ山麓の幸せ 最上敏樹
131 news watching 辺野古の埋め立てに抗議のハンスト 佐藤直子
008 わたしの・すきな・もの リクガメのおもちゃ 福岡伸一
124

10年後のフクシマ 
いわき市「日々の新聞」記者 大越章子さん 藍原寛子

 

 

座談会

072 コロナ禍もしなやか  
フィンランドのシンプルライフ
森下詩子/齋藤名穂/神谷説子

 

 

始めよう!プラスチックフリー・ライフ

054

マイクロプラ市民調査(網走川) 町田善康

 

 

108 思春期の悩み相談 回答者・湯浅 誠
「NPOに就職して、食べていけるでしょうか」
101

f-tomoカフェより 自然の上に成り立つ暮らし 結城登美雄

 

暮らし

036 料理・やさい上手 じゃがいもが主役の食卓 Mako
046 お菓子 ケーキドーナツ 石田 薫
050

週末家事 マイボトルの手入れ 松本聰美

063 梅雨でもさっぱり 舘野鏡子さんの洗濯法
110

kakei room コロナ禍、食費を見直す

 

読み物

086 こころの深呼吸 幸せを置き忘れないように 海原純子
142 羽仁もと子とその時代 ⑥ 森まゆみ
088 Book 「いのち」のうごめき 若松英輔

 

 

口絵

006 巣ごもりの仲間たち クマゲラ 福田幸広

 

 

096 自由学園だより
116 家計簿をつけ通す同盟 住居・家具費
118 kakei+ 1周年記念キャンペーン
120 友の会ニュース 帯広/豊中
150 生活歌集 選・小島ゆかり
153 生活句集 選・山西雅子
158 f-tomoひろば
162 バックナンバー
163 次号予告
164 編集室日記

 

編集後記

 新型コロナウイルス感染が再び広がり心配な中、昨年からの経験を、少しでも活かして生活できたら。特集でも触れた緑の効果のお散歩を。
 プラスチック汚染や沖縄の問題、そして福島で、市民の動きに励まされる記事が集まりました。
 男女格差のひとつの指標、ジェンダーギャップ指数最新版で2位のフィンランドでは、生まれた時から「男・女らしい色」から自由、と座談会の言葉。社会のありようは暮らしの事柄に現れるとコロナ禍の家時間で特に思わされます。日本は、今年120位。
 羽仁もと子の言葉に、椎木彩子さんは「色とりどりの『思考のかけら』が整って蝶になる」絵を添えてくださり印象的です。とじこみのカードと共に、皆さまに生かされますように。

■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください

 

今月号の料理

【特集】森ぐらしに教わる 小さな毎日を楽しむ知恵 安部智穂

  • サバーニャカウダ
    茹で野菜や生野菜に、パスタソースに。レモン汁を加えればドレッシングにも。
  • 実山椒のオイル漬け
    炊き立てご飯におかかとのせて、醤油を1 滴。こんがりチーズトーストにパラリ。魚介にレモン汁と。和食に洋食に!

 

写真:安部智穂

 

【やさい上手のおかずとキッチン】じゃがいもが主役の食卓 Mako
ほくほく、ぱりぱり、もっちり、なめらか……。いろいろな食感と味わいを、1年中楽しめるじゃがいも。思わず笑顔になる、8つのレシピです。

  • スタミナ肉じゃが
    香味野菜と唐辛子が食欲をそそる、食べごたえ十分の肉じゃが。水分をとばしてしっかり味をしみこませます。
  • まるごとコロッケ
    「コロッケをもっと手軽に」とひらめいたレシピです。肉は豚こま肉を重ねて巻いてもOK。
  • ミルキーマッシュポテト
    牛乳と水で煮詰めることで味がしみ、なめらかに。メークインがおすすめです。
  • ハッセルバックポテト
    「アコーディオンポテト」とも呼ばれるスウェーデン料理。ぱりぱり、ほくほくのおいしさです。
  • じゃがいも餅の照り焼き
    甘辛味の「和風版ニョッキ」。鶏肉のうまみも加わり、食べごたえ十分のおかずです。
  • じゃがいもピザ
    ピザ生地の代わりにじゃがいもでつくるピザ。具はアンチョビ、ツナ、ソーセージなどでも。
  • サーモンポテトサラダ
    酸味のあるあっさり味。パンにはさんでも。
  • 新じゃがのみたらし風
    この季節に必ずつくる、たっぷりのごまが香ばしい一品。

撮影:澤木央子

 

【つくってみたいお菓子】ケーキドーナツ 石田 薫
外はサクッと中はしっとり、軽い口当たりのケーキドーナツです。材料を混ぜたら、生地を少し休ませるのがおいしさのコツ。レモン風味の生地とアイシングが爽やかなものと、シュガーとシナモンシュガーをまぶしたプレーン。揚げたてをどうぞ。

撮影:原 務

 

 


 

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