婦人之友2023年 4月号

表紙:樋口たつ乃
発売日:2023年3月10日
価格:810円(税込)

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創刊120周年記念特集

物価高のいま役立つ120年の知恵

1903(明治36)年4月3日に「婦人之友」の前身「家庭之友」が創刊されてから120年。120年間の誌面より、ものがあふれる一方、物価も上がるいまこそ生かしたい知恵をお届けします。

 

大正「火なしこんろ」から鍋帽子®へ 保温調理で省エネ
光熱費が日に日に上がっている今、電気・ガス代を大幅に削減できる「鍋帽子®」に注目が集まっています。CO2削減にもなる調理グッズ。創刊間もない大正時代の知恵から生まれた歴史と、レシピを紹介します。メニューはこちら⇒

 

料理ついでに手づくり離乳食
離乳食はいつの時代にも親の大きな関心事のひとつ。「婦人之友」でも、創刊当初からその大切さを伝え続けてきました。経済的な“とりわけ離乳食”のレシピと合わせてご紹介します。メニューはこちら⇒

 

整理収納が楽になる・プラフリー “一閑張り風”の箱作り
丁寧に和紙を貼り重ねて、何十年でも使える「一閑張り風」の箱。伝統工芸をアレンジして誌面で紹介、読者に長く使われてきました。プラスチックのかわりに、自然素材を生活の中に――。

 

大正ステッチのハンカチーフ
眠っているハンカチに大正時代の手芸ページの図案を刺しゅう。レトロでおしゃれな1 枚として活かせます!

 

料理とお菓子“120年レシピ”を食卓に
創刊号から誌面で紹介された「西洋家庭料理」は、栄養豊かな“ハイカラ”メニュー。時代は明治。単なる憧れで終わらせず、日常の食卓に根づかせたいという羽仁もと子の熱意が伝わります。本谷惠津子さんがつくりやすく再現してくださいました。メニューはこちら⇒

 

座談会

女性たちの120年とこれから

この120年、女性は社会のさまざまな場所で生きるようになりました。その中で、暮らしと社会の課題は、男女のものとなったのでしょうか?異なる分野で活動する3人が語り合います。

末吉里花(エシカル協会代表理事)

藍原寛子(ジャーナリスト)

松永智子(歴史社会学者)

 

120周年に寄せて

8人の方からメッセージをいただきました。

小島ゆかり(歌人)/大日向雅美(恵泉女学園大学学長)/林 香里(東京大学大学院教授)/高田秀重(東京農工大学農学部教授)/塩田ノア(料理研究家) /田中ナオミ(建築家)/ ME&MIRACO(デザイナー)/サイトウマサミツ(イラストレーター)

 

創刊120周年を記念して、新しいロゴが生まれました。

 

 

目次

創刊120周年記念特集
物価高のいま役立つ120年の知恵

014 大正「火なしこんろ」から「鍋帽子®」 保温調理で省エネ
020 料理ついでに手づくり離乳食
024 整理収納が楽になる、プラフリー“一閑張り風”の箱
035 大正ステッチでハンカチーフ
019 草創期の誌面から 時間の使い方は生命の使い方
040 草創期の誌面から 衣食住・子ども・家計
043 草創期の誌面から 家庭の食卓を豊かに
060 草創期の誌面から 25年前の日本と現在(昭和3年)の日本
044 料理とお菓子“120年レシピ”を食卓に
本谷惠津子/荻田尚子

 

座談会 

066 女性たちの120年とこれから
末吉里花(エシカル協会代表理事)×藍原寛子(ジャーナリスト)×松永智子(歴史社会学者)

 

 

081 世界中の、すべての女性たちへ マリア・ピア・カザレーナ

 

062 羽仁もと子著作集 われらの研究室
010 わたしの・すきな・もの 『婦人之友』 福岡伸一
098 今日のいのり 担いたもう神 鈴木康平
122 未来の余白から 一二〇年後に 最上敏樹
084 記念号に寄せて 
小島ゆかり/大日向雅美/林 香里/高田秀重/塩田ノア /田中ナオミ/ ME&MIRACO/サイトウマサミツ
061 新しいロゴが生まれました

 

暮らし

114 Dr. カマタのミドルエイジ“冷え”は万病のもと
136 十三浜わかめクラブ わかめ、こんぶ 春の購入予約のご案内
094 120周年・読者投稿 『婦人之友』をきっかけに始めたこと(5)

 

読み物

006 フィンランド 子どもと若者のための建築学校 アルッキ 齋藤名穂
104 こころの深呼吸 ウェルビーイング講座 その2 海原純子
109 book 内なる心の旅 若松英輔
118 道の駅めぐり 生まれ変わった小学校(千葉県鋸南町) 乾 祐綺
128 羽仁もと子とその時代(28)幼児生活団誕生と、生活合理化と 森まゆみ

 

 

102 自由学園だより
139 友の会ニュース 松山/ロサンゼルス
142 生活歌集 選・小島ゆかり
145 生活句集 選・山西雅子
148 f-tomo ひろば
150 トルコ地震の地より
151 120周年書店フェア
152 編集室日記
154 次号予告

 

編集室日記

 トルコ・シリアで大地震が起き、とても心配です。被災された方々にお見舞いを申し上げ、1日も早く支援が行き渡り、暮らしが復旧するようお祈りします。
 新しい表紙で、次の一歩を踏み出す今号。温かいメッセージに感謝しつつ、身の引き締まる思いです。
 座談会では、4代目読者の末吉里花さん、毎号読み重ねる意味を語る松永智子さん、「大根、菜っ葉が世界につながる」という藍原寛子さんの実感あふれる言葉。それらが中村美希さんによる、カゼレーナさんの「言葉で伝える大切さ」と響き合います。
 120年の重みを感じつつ、変わる情報環境の中でも軽やかに、誌面の充実を目指してまいります。世界が少しでも、よくなることを願って。
 これからもどうぞよろしくお願いします。

■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください

 

今月号の料理・お菓子

初心者にもおすすめ鍋帽子レシピ 安齋昭子

  • 洋風茶わん蒸し

  • スペアリブとりんごの煮込み

  • ざくざく煮

撮影:青山紀子

“とりわけ離乳食”のレシピとヒント

  • 肉だんごと野菜の炊き合わせ

“120年レシピ”を食卓に 本谷惠津子/荻田尚子

  • 鶏のカツレツ

  • コンソメスープ

  • 生野菜のサラダ サラダファンタジア

  • トマト飯 海老とマッシュルームのピラフ/ホワイトソース

  • キァサロール、オブ、ポテトー、アンド、ミート
    マッシュポテトとひき肉の重ね焼き

撮影:鈴木正美

  • エッグス・ストロベリー

  • ジャムオムレツ/苺ジャム

撮影:原 務

 

 

朝日新聞「折々のことば」に『婦人之友』2023年4月号座談会の言葉が紹介されました

 

 

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