かぞくのじかんVol.59 春

発売日:2022年3月4日
価格:840円(税込)

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特集

決められない私……。
「置き場所」が決まれば、ちゃんと片づく

「決めて暮らす」ことは、とても大切であり、むずかしいことだと思います。
日々の生活をふり返ってみると、自分や家族の意見で決まることもあれば、まわりの条件によってしぜんと決まっていくこともあります。
どんな場面でも、そこには1人1人の個性や想いが働いています。
今号では「決めるとき」の手がかりになることを、具体的に、またそのときの心の動きにも目を向けて、新しい一歩を踏みだしてみたいと思います。

 

 片づけレッスンSTART! 
“とりあえず……”をやめていくプロジェクトはじめます

 

 実例 
多くを持たない。その心地よさが豊かさになる。
夫婦で花屋さんを営む黒沼康雄さん、えいこさん。2年前、お店の近くに見つけた住まいは、築43年のマンション。トイレと洗面所がいっしょだったり、キッチンに洗濯機置き場があったりと慣れないこともありましたが、リビングの大きな窓や広めの玄関が気に入っています。

 

 使いやすいって、いいね 
子どもの片づけ Before & After

 

第2特集

見えていない子育てのストレス。虐待とそのあいだ──

暴力、暴言、ネグレクト、性的虐待、ヤングケアラー……
大小さまざまな事件を見聞きするたびに、ひとごととは思えない瞬間があります。
子どもの側の苦しさ、大人の側のひっ迫。
家族だから起こり得るその閉ざされた関係性に、社会は立ち向かうことができるのでしょうか?
虐待の現状について、現場の専門家とぎりぎりのところで子育てをしているお母さんたちに聞きました。

 

小学生のみんな~ 

新学年になったら「こづかいちょう」をはじめよう!

 

 

特別付録

今日は何曜日? Spring is here!

目次

003 かぞくのじかんの言葉

 

特集

006

決められない私……。

「置き場所」が決まれば、ちゃんと片づく

008 居心地のいい家に近づくために
“置き場所”レクチャー 7つのポイント
●建築家 八島正年さん・夕子さん
012 片づけレッスンSTART!
“とりあえず……”をやめていくプロジェクトはじめます
私の“こうしたい”3つを叶えるポイントは
一度何もナイを体験/見たら何があるかわかる状態/家具の配置がえ/時間を決めてする
●教える人 山﨑美津江さん ●教えてもらう人 小番千亜姫さん
020 片づけられないのは、脳が疲れているせい? ●精神科医 川野泰周さん
024 暮らしmemo 置き方ひとつ。使いやすさも気分も変わります
027 「決められる私」になるために 知っているといい、おもしろい視点 その1
028 実例・多くを持たない。
その心地よさが豊かさになる &「花子」さんのフラワーレッスン
●黒沼康夫さん・えいこさん
032 使いやすいって、いいね  子どもの片づけ Before & After
034 「決められる私」になるために 知っているといい、おもしろい視点 その2
ヤマサキさんに聞く 速攻Q&A
036 エッセイ
ずぼらな家族の楽しい食卓まわり ●八島夕子

 

暮らしの実用

038 山﨑美津江さんの Power Up !「家の整理は心の整理」
today’s key 自分の居場所、伝えていますか?
040 ワタナベマキさんのおいしい近道
第9回 梅みそ
044 まぜるだけシリーズ うれしいおやつ
オイルでつくる パウンドケーキ アレンジ3種 ●藤吉陽子

 

第2特集

048

見えていない子育てのストレス。

虐待とそのあいだ──
虐待はひとごとじゃない/その行為を子どもがどう感じるか/叩かないとムリなしつけなんかない/子育ては矛盾だらけ /4人のcase/読者70人のアンケートから

 

 

058 かぞくのじかん お金の学校
お金の使い方を見直して、“今”を思いきって楽しむ
062 小学生のみんな~ 新学年になったら「こづかいちょう」をはじめよう!
066 「好き」に気づける70の豆知識 『小学生の生活日記』

 

 

ワイワイガヤガヤのページ

067 まんが「ワニーニのぼうけん その8」 ●tupera tupera
071 ナイス~ 知っているだけで人気者!
072 7つのまちがいどこだ? ●なかがきゆたか
074 子育て悩み中 第9回 トンネルからぬけられますように ●大平一枝
076 木陰の物語 「塾母」「宿題」 ●団 士郎
081 世界って広いね! お母さんレポート オーストラリア ●村松あき
083 みんなのじかん 
子どもとデジタル端末のつきあい方/おたよりのじかん/お知らせ ほか
「 夫婦の関係」お母さんたちの“リアルトーク”/虐待? こころの葛藤 70人の声
092 いつからでも新しく 羽仁もと子のことば 「気の合わない同士」

 

 

039 山﨑美津江さんオープンハウスのお知らせ
080 みんなのページ(全国友の会、自由学園)
091 誌上マーケット(オリジナル商品、キットの販売)
098 次回予告

 

特別付録 今日は何曜日? Spring is here!

かぞくのじかんの言葉

子育てをする人たちの日々が、穏やかであってほしいといつも思っています。でも実際は小さな困りごとがいくつもおし寄せ、ときには先が見えそうにない大きな課題が突然やってくる、そんな毎日ではないでしょうか。
時間に追われる、家事がまわらないといった日常のことから、子どもの育ちへの不安、家族の関係性、自分自身の心のあり方まで、まさにいろいろなことが起きるのが子育て期です。
すぐに対応できることもあれば、時間が過ぎて楽になること、手の打ち方がわからないこともあります。
そんなときは少しだけしんぼうして、自分自身を観察してみたりまわりの声を聞いてみる。そうしているうちにこれまでとは少しちがう新しい感情、心持ちが自分の中に芽生えていることに気づくかもしれません。小さな気づきや変化を大切にする、そんな春を過ごしていかれたらと願っています

■かぞくのじかん編集部へのメッセージは time@fujinnotomo.co.jp へお送りください。

 

かぞくのじかん編集部のインスタグラム。雑誌の情報のほか、家族との暮らしを中心に「子育て・暮らし・家事」に役立つ情報もご紹介しています。

 

今号の料理・お菓子

【ワタナベマキさんのおいしい近道】第9回 梅みそ
刻んだ梅干し、みそ、酒をまぜ合わせた「梅みそ」。覚えやすい配合です。アレンジがしやすいので、常備しておくと便利です。

  • めかじきの梅みそ漬
    白身魚やさば、鶏肉などでも。弱火でゆっくり焼き上げます。

  • 鶏手羽とじゃが芋の梅みそ煮
    やさしい酸味がおいしい煮もの。じゃが芋もホクホク。

  • 豚バラ肉の梅みそ焼き
    梅みそ味の肉をレタスでくるっと巻いてどうぞ。どんどんすすむ1品です。

 

【まぜるだけシリーズうれしいおやつ 】オイルでつくる パウンドケーキ アレンジ3種 藤吉陽子
表面はサクッ、生地はふんわり。植物油を使ったパウンドケーキは、いかがですか。まぜて焼くだけで、あっという間にうれしいケーキのできあがり!いろいろな形とトッピングをお楽しみください。

  • 基本のパウンドケーキ プレーン生地+ジャム

  • ココア生地 チョコ+ナッツ
    板チョコを割って、ナッツと散りばめます。

  • プレーン生地 粉チーズ+黒こしょう
    子どもにも食べやすいチーズと黒こしょうのくみ合せ。軽食にもおすすめです。

  • プレーン生地 ブルーベリージャム、ドライいちじく+クリームチーズ
    1個ずつトッピングを変えられるつくりかた。いろいろな味が楽しめます。

 

読者から届いた感想

  • 神奈川県 T Y さん 40代
    次号をもって休刊と知り、とても残念です。『かぞくのじかん』は読んでいてとても安心し「かぞく」のよりどころ的な存在です。迷ったり、困った時は昔の号を読み返して教科書として使わせていただいておりました。
    わが家は4人家族。貯金ゼロ。私たち夫婦は共に40代。子どもは兄(小1)弟(11カ月)。片付けも苦手。マイホームが欲しいと思っているもののこの現状で、なにをどうしたら良いのかわかりません。もっと早く相談したかったです。

  • 愛知県 E Y さん 30代
    創刊号を母から贈ってもらい、それからずっと購読してきました。休刊を知りさみしく思います。フルタイムで働くことに戸惑いを感じながらワークライフバランスについて真剣に考えている今日このごろです。山﨑さんに刺激をもらい、整理収納アドバイザー1級を取得したので、資格を活かしたいなと考えています。

  • 岡山県 K K さん
    片づけをいろんな視点から見ることができ、おもしろかったです。いろんな、色々な視点、色々な切り口で記事を楽しく拝読していました。子どももワニーニを楽しみに、来るとすぐ読んでいます。休刊がとても残念です。

  • 山形県 I N さん 40代
    結婚し、子育てが始まってから8年。毎日毎日、心配、悩みはつきません。不器用で、日々スムースに回っているとはなかなか言えませんが『かぞくのじかん』『婦人之友』に知恵と勇気(明日頑張るための)をいただいています。そして皆さんもきっと同じことで悩んでいるんだ!と同志のように感じて前より少し気持ちが楽になっています。かけがえのない毎日を楽しく過ごしたいです。

  • 北海道 H Y さん 40代
    第2特集「見えていない子育てのストレス。虐待とそのあいだ──」の記事の中の54~56ページ(菅野恵先生、井潤知美先生)調査結果が興味深かったです。

  • 秋田県 T Y さん 30代
    まさに、今、イライラMAXで、今朝、長男を叩いてしまいました。確かに最近、仕事や親族のお葬式で忙しく、自分の心が疲れているのかもしれません。「ほどほどでいい」って、もう一度自分に言い聞かせてゆっくりペースにします。

  • 愛知県 A Y さん 40代
    子どものお手伝いの協力のさせ方、お手伝いの対価(おこづかい)はあげているか、そもそもおこづかいをあげることは良いのか、迷います。

  • 大阪府 F M さん 20代
    第2特集「見えていない子育てのストレス。虐待とそのあいだ──」のテーマは共有できる点もあります。なかなか友だちとの話には出てこないのでこういった雑誌の特集で知れてよかったです。

  • 東京都 K A さん 30代
    家の片づけ、子のしつけなどリアルに悩ましいテーマばかりで非常に興味深かったです。家計は手つかずなのでそちらもそろそろ着手したいところです。

  • 東京都 S K さん 30代
    育児の夫との価値観のちがい(怒るポイント、怒り方など)に、悩む日々です。「虐待とそのあいだ・子育てのストレス」特集は興味深く、まったくの他人事とは思えないなと思いました。取り上げるのに勇気がいるテーマのように思えますが、英断だなと思いました。

  • 東京都 H T さん 40代
    「お母さんたちのリアルトーク」はたいへん読みごたえがありました。また川野泰周さんのページの「グッド・イナフ・マザー」のお話は心に染み入りました。当事者意識がなく自己主張の強い夫のことでストレスを溜めているので心に響く内容でした。

  • 兵庫県 S Y さん 30代
    “片づかないのは「脳疲れ」”がとても興味深く、自分にも当てはまりました。やらなければならないことが次々とありますが、時間や場所を区切って集中してやりきることが大切だと気付きました。そうすることで家の中の一カ所がキレイになったり、スッキリして、さらにはじぶんは達成感も得られます。

  • 広島県 M A さん 40代
    今回は、なんだか重いテーマだな…と思いつつ、第2特集を読みました。当たり障りない答えが欲しいわけじゃない、みなそれぞれの想い、違い、どんなことも受け止めてくれる考え方がさすが『かぞくのじかん』だなぁと嬉しかったです。読むとホッとできる、そんな雑誌です。

  • 静岡県 M M さん 30代
    片づけや整理について、様々な専門家の記事が載っていて、色々な角度、視点で考えることができたのが、おもしろい!と思いました。山﨑さんのご自宅の写真が毎号載っていて『帰りたくなる家』とあわせて読み続けられる、実践できる力になっていました。

  • 栃木県 I M さん 30代
    85頁「お母さんたちのリアルトーク」せきららであるし、なかなか人に聞けない言えない内容だからこそ、読んでいてぐっとくるし、引き込まれました。
    48頁「第2特集」ありきたりな感想になってしまうが、みんな必死に子育てしていてだからこそいつもギリギリで助けてのサインが出しにくいんだと自分と照らし合わせながら読んだ。

  • 茨城県 S K さん 30代
    子育て中のお母さんの声、ストレスの話は共感できることが多く、私だけじゃないと思えました。
    私も疲れがたまってくると、家族にあたってしまったり、子どものことがとてもわずらわしく感じる時があります。特に生理が近いとき、ダブルパンチで気持ちはしずみ、涙があふれ、何もかも否定的にとらえられてしまうことも。幸い夫が協力的で助かっています。

  • 岡山県 T A さん 40代
    「片づけ」の特集、実例を見て、さっそくできそうなところ玄関から取り組んでみました。気持ちがスッキリです。スッキリをキープするのは難しいですが、繰り返し片づけをして暮らしを楽しみます。

  • 岡山県 M T さん 40代
    特集の「置き場所」が決まれば、ちゃんと片づくが参考になりました。子育てをしながら、仕事も家の片付けもというと時間がなくて…気持ちの持ち方や段取りなどを上手にできたらな~と思いました。

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