選択肢のひとつとして、もっと当たり前に
[モノと暮らしのストーリー・本橋ひろえさん 04]
ナチュラルクリーニング講師として、人にも環境にも優しい家事を広める本橋ひろえさん。暮らしで使うモノにもこだわり、便利さと環境への影響を考えて使っています。講座の受講生でもあり、友人でもあるという小川友基子さんが立ち上げた「coreDAKE(コアデイク)」の商品開発にも携わっています。
お2人にナチュラルクリーニングが広まる未来について伺いました。
(文/写真・婦人之友社、商品画像提供・coreDAKE)
選択肢のひとつとして、もっと当たり前に
本橋ひろえさん(ナチュラルクリーニング講師)/小川友基子さん(株式会社アオイ商会)
ーー 小川さんからいただいたメールに「昨年、縦型洗濯機デビューした」と書かれていましたが、石けんを使った洗濯に変化はありましたか?
小川さん:最初に講座を受けた時、石けんでの洗濯には縦型式洗濯機の方が向く(水量が多く、石けんを溶かしやすい)と聞いて、当時わが家はドラム式だったので、ガーン!とショックを受けました。すぐには買い替えられないので、いよいよ昨年壊れた時、すぐに本橋さんに相談しました。
ーー おすすめを聞いたんですね。
小川さん:はい、でもドラム式よりもワカメみたいな汚れがよく浮かぶし、きれいに洗濯をすることが本当に難しくて。石けんの量が足りないと、子どもたちの皮脂など酸性の汚れに負けてしまい、それが石けんカスになるんです。つい最近まで、洗濯物が石けんカスまみれになったりしていました。でも、めげてはいられない!と、そこに立ち向かいました。私は少しずつ慣れてきましたが、20代の息子たちに伝授するのが難しいですね。(石けんカスが出ないように)2倍の量使っていいんだから、頑張って洗いなさいと言っています。少しずつ覚えてくれています。
ーー 本橋さんの家では、もともとナチュラルな洗剤しかない環境だから、夫さんや娘さんも自然とそれを使う生活を実践しているとのことでした。
本橋さん:はい。娘は長い髪も石けんで洗っています。一時期、CMで見る柔軟剤などを使いたいと言うこともありましたが、その時は、「好きなものを選んで」と言いました。けれど、いろいろな香りをかいで選んでいるうちに、気持ち悪くなってしまったようで、やっぱりいらないということも(笑)
全員がこれを使うべきというわけではなく、選択肢のなかに「ナチュラルクリーニング」がもっと自然に入ってくる世の中になるといいなと思っています。
小川さん:販売店に石けんを置いていただくときなどに、これはどこ用ですか?と必ず聞かれてしまいます。店も売り場に困ってしまうのですね。どこでも使えるのがよさなのですが、知識がないと使い方に迷ってしまうのかなと思います。
本橋さん:最終的な目標としては、そうした知識や技術が家庭科の教科書に載るといいなと思います。リトマス試験紙で酸性・アルカリ性を調べるだけでなく、それがどこに使われているのかというところまで小学校で習えたら、その後の生活に大きく役立ちそう。そうした知識を持ったうえで合成洗剤を使うのか、ナチュラル洗剤を使うのか、選べるのが理想的だと思います。
終始楽しくお話しくださったお二人。
環境への負荷がますます見直される今後、ナチュラルクリーニングを広める活動はつづきます。
今回ご紹介する本橋さんのおすすめ品はこちら。
coreDAKEハンガー<6本セット>
本橋さん考案の穴の開いたハンガー。通気性がよく、洗濯物も乾きやすい。幅広なので肩にハンガー跡がつきません。使わないときはスタッキングできるのもポイント。
(2025.08.20)
ご紹介した商品は、F-TOMO SHOP でお求めいただけます。
ぜひご覧ください。
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本橋ひろえ もとはしひろえ
ナチュラルクリーニング講師。自身と子どもがアトピー体質だったことから洗剤を見直し、自然由来の洗浄剤を使った掃除・洗濯を実践。講座や著書でその魅力を伝える。
「婦人之友」25年3月号f-tomoルーキーズにて、「キッチンから始めるエコライフ」に登場。