婦人之友2019年 5月号

表紙:てらおかなつみ
発売日:2019年4月12日
価格:784円(税込)

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■2019年5月号 編集後記

特集

1日でできるモノとコト “じぶん時間”を楽しむ

「たまには手作りを」、でも忙しくてという皆さんへ。
思いついたらすぐできる実用と趣味を兼ねたモノとコトを紹介します。できあがる達成感、手を動かして無心になる“じぶん時間”から、新しい元気がわいてきます。

 

ニットの穴やよごれ、おしゃれに「ダーニング」 野口 光
「ダーニング darning」は英語で繕うこと。古くから欧州に伝わる衣類の修繕テクニックです。虫くいやシミ、ほつれなどでしまったままの服がすてきに甦ります。ダーニングを広める野口光さんに、その魅力と刺し方を教えていただきました。

のぐちひかる ニットデザイナー。ニットブランド「hikaru noguchi 」主宰。イギリス、南アフリカに15年ずつ住み、現在は東京在住。各地でワークショップを開催している。著書に『野口光の、ダーニングでリペアメイク』ほか。

 

今年こそ、グリーンカーテンを 中村早苗
目にも体にも涼しいグリーンカーテン。5月の1日、育てやすいアサガオで始めてみませんか。

室内から見たところ。ゴーヤやつるありインゲンなどでは実も楽しめます。「猛暑でも冷房を使わなくなりました」 撮影:中村早苗

 

手縫いでかんたん ミニバッグとお弁当きんちゃく 斉藤直子
気に入った布やハンカチで作る小物。短い時間に手縫いででき、かわいい仕上がり。はじめての人もぜひ!

撮影:明石多佳人

 

手作り封筒と絵はがき
気持ちのよい風にのせて、親しいあの人に、ご無沙汰しているあの人に、手紙やはがきを出しませんか?「美しく遊ぶのが趣味」といい、現代美術のコレクターでもある田中恒子さんと、イラストや絵を仕事とされる4人の方のお便りです。

美術館のチラシで封筒を(田中さん)

 

対談

大型連休を前に 脳の休息で休み上手に

休んでも、疲れが取れないことはありませんか?脳が喜ぶ暮らしから、休み方のコツが見えてきます。

●加藤俊徳(脳内科医)
いつもと違うことをして、脳のあちこちを使うと、もっと脳がくつろぎます。

 

●田中ナオミ(建築家)
夜、寝る前に必ず、次の日に起こる一番楽しいことを思い描きます。

加藤プラチナクリニック院長。株式会社「脳の学校」代表。脳の成長を映像化するMRI 技術を開発。「脳は一生成長する」と、人間の活動に関わる脳番地の鍛え方などを提案。著書に『脳を「接待」する!』など多数。

生活することが大好きで住宅を作っている。1999 年に田中ナオミアトリエ一級建築士事務所を設立する。NPO法人「家づくりの会」会員、一般社団法人住宅医協会認定住宅医。著書に『片づく家のアイデア図鑑』。

 

始めよう! プラスチックフリー・ライフ

対策の先進国、ヨーロッパでは?

2030年をめどに、使い捨てプラスチックをゼロにするというEUの目標のもと、ヨーロッパ各国では、日常生活でのプラスチック使用量を減らす実践が広がっています。ドイツとオランダの様子です。

ドイツ パッケージフリー(無包装)の店で売られるナッツや米など。撮影:戸田・シュワルツ 圭美

目次

■特集
1日でできるモノとコト
“じぶん時間”を楽しむ

012 ニットの穴やよごれ、おしゃれに「ダーニング」 野口 光
020 今年こそ、グリーンカーテンを 中村早苗
025 手縫いでかんたん ミニバッグとお弁当きんちゃく 斉藤直子
031 手作り封筒と絵はがき 田中恒子/山下アキ/田沢ケン/すがわらけいこ/酒井敦彦

 

■対談

040 大型連休を前に 
脳の休息で休み上手に
加藤俊徳/ 田中ナオミ

 

 

050 羽仁もと子著作集 青葉
124 今日のいのり 祈られているのだから 左近深恵子
008 わたしの・すきな・もの 古いコンピュータ 福岡伸一
108 視角 沖縄県民投票が問いかけたもの 与那嶺一枝
116 未来の余白から 鏡の中の鏡 最上敏樹
112 時の手ざわり 海洋ハ無限ノ豊庫 長面浦 本橋成一
052

分身ロボットは心の車いす 吉藤オリィ

撮影:清水朝子

083
154
ようこそ f-tomoカフェへ 
1年間のありがとう/第8回レポート
106 思春期の悩み相談 回答者・湯浅 誠
「友だちと話題が続きません」

 

 

■始めよう! プラスチックフリー・ライフ

062 対策の先進国、ヨーロッパでは?
「プラスチック包装がなくても大丈夫」(ドイツ)
議論はやめて、動き出そう!(オランダ)

■暮らし

072 料理 春の魚を野菜といっしょに 石原洋子
078 自然の恵みをおやつに 笹巻き、なた巻き(山形)
088

季節の家事 気持ちさわやか! ベランダ掃除

038 50代からの身軽な暮らし 人は逝き、モノは残る 井田典子
060 つくる手・えらぶ目 心軽やかに、春のおでかけ 小川奈緒
092

家計ルーム 記帳が目的になっていませんか?

100 健康往来 結核に似た病気「肺MAC症」 森本耕三

 

 

■読み物

122 こころの深呼吸 ありがとう 海原純子
132 小説 ひと箱のライフ 楊 逸
128 Book おもいを重ねる 若松英輔
130 cinema ベッドと車椅子から 松本侑壬子

 

■口絵

006 ひかりの宝石 浅井美紀

 

 

098 家計簿をつけ通す同盟 光熱費
140 生活歌集 選・小島ゆかり
144 生活句集 選・山西雅子
148 自由学園だより 高橋和也
150 友の会ニュース 熊谷
152 十三浜わかめクラブ通信
156 f-tomoひろば
160 バックナンバー
161 6月号予告
162 編集室日記

編集後記

新年度、期待や緊張の中、明るい春の光を感じながら、一歩前へ踏み出せますように。「どこかへ行きたいな」は、脳が気分転換を欲しているサインと、対談の加藤俊徳さん。遠くへ行けなくても、少し違うことをしたり見たりは、休息に。特集した“1日でできること”も、どうぞお試しください。
f-tomo カフェ1年を振り返ると、さまざまな分野の筆者の方々と読者の皆さん、編集部で共にした豊かな時間がよみがえります。東日本大震災から8年を、福島の藍原寛子さんと語り合った様子は今号で速報を、次号では抄録をお伝えします。
4月号の読者アンケートへのお返事を、ありがとうございました。届いた声を、今後の誌面に活かして参ります。引き続きお待ちしています。

■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください

 

今月号のレシピ

今日のおかず
春の魚を野菜といっしょに 石原洋子
旬の魚をつかってちょっと目先が変わり、食べやすく野菜もとれる。レパートリーを増やしたい方におすすめの、毎日のおかずです。
あじとトマトのパン粉焼き/いわしのオイル煮 サラダ仕立て/いわしと野菜の梅煮/めかじきのフライ タルタルソース/さわらの塩焼き 薬味添え

撮影:青山紀子

 

自然の恵みをおやつに
山形 子どもの成長を願い、青々とした笹に包みます。
春の訪れが遅い雪国山形では、端午の節句を月遅れで祝います。野山に自生する笹のみずみずしい若葉が大きくなるのもその頃。子どもの健やかな成長を願い、青々とした葉にもち米を包み、笹巻きをつくります。
笹巻き/なた巻き

写真:佐藤則子

 


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