婦人之友2019年 4月号

表紙:てらおかなつみ
発売日:2019年3月12日
価格:784円(税込)

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■2019年4月号 編集後記

特集

暮らしのモノサシさがし

モノや情報があふれるいま。暮らしの中で、何を選ぶか迷ったり、片づかず、もやもやしたり。そんな心が少しずつ晴れてくるあなたのモノサシさがし、しませんか?

 

心のもやもや解消!
片づけのモノサシ 井田典子
片づけても片づけても、なぜかスッキリしない。でも、わが家なりの"モノサシ"があれば解決法が見えてきます。

写真/元家健吾

井田 畑さんのお宅は一見スッキリ。何が気になっているのですか?
 夫も私も捨てられない性格で。たくさんあるものをどうしまうか、いつも試行錯誤してきました。「この隙間に合う収納家具は何?」と考えて、家具を買ってものが収まると、「ああよかった」となるんです。…

 

手しごとのモノサシ
違いより、共感点を探したい 富井貴志
暮らしの中で息づく器や道具。これらを生み出す作り手たちは、古くから使われてきた素材と向き合い、伝統的な技術を習得し制作をしています。

食べることが大好きな富井家の食卓では、自作の器もふんだんに使われる。素材の味を生かしたポトフとサラダ。大きな器に盛って銘々に取り分ける。 写真/稲垣早苗

とみいたかし 1976年新潟県生まれ。筑波大学大学院で物理を研究の後、木工の道へ。2012年、国展新人賞受賞。現在、長岡市に工房を構える。https://www.takashitomii.com/

 

ひとのモノサシも借りてみる 佐光紀子
“主婦だけで家事をしすぎていませんか”と、柔らかな視点を持つ佐光さん。こうでなくてはよりもまわりの人のモノサシに心を開くのが大事、と話します。

戸棚をやめ、30㎝幅の棚板にすべての食器を収納。「私が管理できる量には限界があって。だから、もうこれ以上増やすまいと思っています。お客さまにも、ここにあるもので対応しています」。 撮影/徳山喜行

さこうのりこ 翻訳家。家事の研究家として、重曹など自然素材を使った掃除法や、家族での家事シェアの提案などを行う。著書に『「家事のしすぎ」が日本を滅ぼす』など多数。

 

モノ選びのモノサシ
生活に"エシカル"を 末吉里花
いま私たちが着ている洋服は、どこで、誰によって、どのように作られたのでしょう?その生産過程を想像してみたことはありますか?

ネパールのフェアトレード生産者を訪ねて 写真提供/一般社団法人エシカル協会

すえよしりか 1976年ニューヨーク生まれ。一般社団法人エシカル協会代表理事。日本ユネスコ国内委員会広報大使。

 

座談会 始めよう! プラスチックフリー・ライフ

世界が注目プラごみ汚染 どう解決?

海に流れ込んだ大量のプラスチック。世界的に待ったなしの問題として、規制が行われ、市民の関心も高まってきました。対策が遅れる日本でも、新しい取り組みが始まりつつあります。

高田秀重(東京農工大学教授)
木村‐黒田純子(環境脳神経科学情報センター副代表)
栗岡理子(環境カウンセラー)
原田禎夫(大阪商業大学准教授)

目次

■特集
暮らしのモノサシさがし

012 心のもやもや解消! 片づけのモノサシ 井田典子
024 違いより、共感点を探したい 富井貴志
032 ひとのモノサシも借りてみる 佐光紀子
038 生活に“エシカル”を 末吉里花

 

■座談会

044 始めよう! プラスチックフリー・ライフ 
世界が注目プラごみ汚染 どう解決?
高田秀重/ 木村-黒田純子/ 栗岡理子/ 原田禎夫

 

 

040 羽仁もと子著作集 置き場所のきまった家
124 今日のいのり 働き続ける神 大貫 隆
008 わたしの・すきな・もの デルフトの古地図 福岡伸一
108 視角 統計不正の深い闇 豊田洋一
116 未来の余白から 無垢に誘われて 最上敏樹
112 時の手ざわり 青函連絡船、いま 本橋成一
084

震災から8年 農業と発電の両立を目指して 福島県二本松

原発事故後、「福島での有機農業は永遠に不可能」と言われたが、大内さんの畑では今、瑞々しくて甘い人参が見事に育っている。 撮影/佐藤則子

092

思春期の悩み相談 回答者・木村泰子「後悔しない時間の使い方って?」

■暮らし

058 料理 4つの素材で手軽においしく健康づくり 藤井 恵
068 自然の恵みをおやつに かるかんとふくれ菓子(鹿児島)
078 ちょっとひとつみハーブとなっぱ フェンネル 庄野幸子
094 家計ルーム 老後資金の不安を減らす
102

健康往来 毛細血管を整えて健康に 高倉伸幸

152 十三浜わかめクラブ通信 わかめ・こんぶ 春の購入のご案内

 

■読み物

073

<新連載>絵本 ジェムくん故郷へカエル ポール・スミザー

064 今日、なに着ていこう 春 ひびのこづえ
122 こころの深呼吸 やめたい言葉 海原純子
132 小説 ひと箱のライフ 楊 逸
128 Book 時代のもとに生きるということ 角田光代
130 cinema 伝統と神と少年と 松本侑壬子
067 Photo さんかく ときどき4 あみあみ 三井昌志

 

■口絵

006 ひかりの宝石 浅井美紀

 

100 家計簿をつけ通す同盟 自動車費
140 生活歌集 選・小島ゆかり
144 生活句集 選・山西雅子
148 自由学園だより 田口彩恵
150 友の会ニュース 米沢
157 f-tomoひろば
160 バックナンバー
161 5月号予告
162 編集室日記

 

編集後記

「婦人之友」は創刊117年目の4月を迎えます。大きな感謝と共に、変わる時代にあっても、皆さ まの暮らしに生かされる雑誌であり続けられるよ う、これからも心をこめてつくって参ります。
自然環境を壊すプラスチックの使用量を減らし たい、と始めた「プラスチックフリー・ライフ」 シリーズ。座談会では、海や川の汚染から世界で の対策まで、私たちがもっと知っておきたい状況 が話し合われ、軽やかに取り組む人たちの勢いも 感じます。次号は、ヨーロッパ市民の実践の様子 です。ご一緒に一歩ずつ進みましょう。
今号特集に登場の井田典子さんの新刊が発売に。今日から活かせる知恵が詰まっています。

■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください

 

今月号のレシピ

今日のおかず 4つの素材で手軽においしく健康づくり
①戻した海藻 ②発酵食品 ③塩ゆで野菜 ④塩蒸しきのこ

撮影/青山紀子

 

朝ごはん(わかめときのこのチーズ入りオープンオムレツ/塩ゆで野菜/納豆ドレッシング)

撮影/青山紀子

 

夕ごはん(あじの南蛮/青菜ときのこの白和え/あさりと刻みめかぶの味噌汁)

撮影/青山紀子

 

自然の恵みをおやつに
鹿児島 山芋と黒糖が育んだ郷土菓子
かるかん/ふくれ菓子

撮影/繁延あづさ

 

ちょっとひとつみハーブとなっぱ フェンネル/サーモンのグリル焼き

 


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