婦人之友2021年 2月号

表紙:砂糖ゆき
発売日:2021年1月12日
価格:780円(税込)

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特集

\布とあそぶ/ 巣ごもりソーイング

「家での時間も増え、何か手づくりしたい」という声に応えて、楽しい“布あそび”の提案です。コロナのこの時期、明るい気持ちになれて、役立つ小物、つくってみませんか?

 

コスチュームアーチスト ひびのこづえさんとつくる“お散歩バッグ”

ひびのこづえ■独創的な視点でテレビや舞台、広告などの衣装を手がける。余り布を利用したものづくりのワークショップも好評。昨年まで本誌に「今日、なに着ていこう」を連載。http://www.haction.co.jp/kodue/

 

シンプルデザインの布アクセサリー 堀川 波(手工芸作家)
色や大きさ、素材、手触りなど、自分の好きなものができるのが、手づくりアクセサリーの魅力。布なので軽く、装いに華やぎを与えるブローチ、ピアス、ターバンを紹介します。

ほりかわ なみ■イラストレーター、手工芸作家。楽しい整理収納法や、小物づくり、心地よい暮らしの提案を誌上でも紹介。オンラインでのワークショップも。https://www.dottodot-works.com/

 

おしゃれで便利な マスクケース 沼口澄子
お茶、食事など、ちょっとマスクをはずす時に、あると便利なマスク入れ。2つのタイプのつくり方を紹介します。四角い布を2枚重ねて縫うので、縫い代の始末が不要。洗濯したとき乾きやすいよう、シンプルな形です。

 

座談会

どう解決? わが家の家事の負担感

長期化するコロナ禍で、家事の総量とともに、「夫への妻のイライラ」が増加中と、話題になっています。家事への取り組み方について独自の意見を持つおふたりに、読者を交えて話し合っていただきました。

梅田悟司(コピーライター)

インクルージョン・ジャパン株式会社取締役。育児休暇をふりかえったTwitterへの投稿が反響を呼び、累計1200万ページビューに。直近の仕事に、ジョージア(コーヒー飲料)CM「世界は誰かの仕事でできている」など。著書に『「言葉にできる」は武器になる。』ほか。

佐光紀子(家事研究家・翻訳家)

重曹などの自然素材を使ったナチュラル・クリーニングを提唱する一方で、日本の家事のあり方に関心を持ち、50代で大学院に入り、日本の家事の特異性について研究する。『キッチンの材料でおそうじする ナチュラルクリーニング』など著書多数。(写真/徳山喜行)

読者Aさん(40代・主婦)

会社員の夫と、小・中学生のきょうだいとの4人家族。出張が多かった夫がリモートワークとなり、これまでとの違いにどう折り合いをつけたらよいかと悩んでいる。

 

新連載 10年後のフクシマ① 福島の定点観測者

映画館「フォーラム福島」総支配人 阿部泰宏さん

文/藍原寛子(ジャーナリスト)

2011年3月11日の東日本大震災、続く未曾有の原発事故。それから10年を1日1日、市民と共に歩んできた映画館があります。

 

始めよう! プラスチックフリー・ライフ

“ヘチマ”大反響

昨年6月号で掲載した「植えてつくる ヘチマたわし」。日本のあちこちから「育てています」の声が聞こえてきます。

 

目次

特集
\布とあそぶ/
巣ごもりソーイング

012 ひびのこづえさんとつくる“お散歩バッグ”
022 シンプルデザインの布アクセサリー 堀川 波
030 おしゃれで便利な マスクケース 沼口澄子

 

座談会

072

どう解決? わが家の家事の負担感

梅田悟司/佐光紀子/40代読者

 

086 羽仁もと子著作集 生活の朝、昼、夜
090 今日のいのり あらゆる存在と共に 菊地 譲
130 未来の余白から 無限のまへに 最上敏樹
008 わたしの・すきな・もの ロックフェラー大学 福岡伸一

 

105 10年後のフクシマ 福島の定点観測者
映画館「フォーラム福島」阿部泰宏さん 藍原寛子

 

始めよう! プラスチックフリー・ライフ

058 “ヘチマ”大反響
097

はじまっています、気候変動教育 永田佳之

 

114

思春期の悩み相談 湯浅 誠
「つい、スマホに手が伸びてしまいます」

 

暮らし

036 料理・やさい上手 手軽な葉ものレシピ 飛田和緒
045 暮らしの引きだし 酵母のちから 松場登美
050 心かるく週末家事 家で淹れるおいしいコーヒー 続木義也
054 みんなの悩み研究室 「ゴチャゴチャの冷蔵庫、使いやすく」②
067

ルピナス・ヴァレーの庭から 長い冬、暮らしのアイデア 森本佳代・二太郎

 

118 kakei room 今こそ見直す いる保険・いらない保険 深田晶恵
144 短歌入門② おいしい歌会 小島なお

 

読み物

084 こころの深呼吸 春はどこに 海原純子
094 Book 今この手とつながっている 若松英輔
136 羽仁もと子とその時代 ② 森まゆみ

 

口絵

006 巣ごもりの仲間たち オコジョ 福田幸広

 

088 自由学園だより
116 幼児生活団つうしんグループから
124 kakei+ 『生活家計簿』から移行
126 家計簿をつけ通す同盟 調味料費
128 友の会ニュース 土浦/鳥取
148 生活歌集 選・小島ゆかり
151 生活句集 選・山西雅子
155 f-tomoひろば
160 バックナンバー
161 次号予告
162 編集室日記

 

編集後記

 大雪の便りが届きます。北国では寒さばかりでなく、雪下ろしなども体にこたえる季節、皆さまお大事におすごしください。
 雪の穴から顔を出す愛らしいオコジョ。わずか数秒の瞬間を、20日待ってとらえた福田さんの大きな笑顔が想像できる「巣ごもり」シリーズ。
 新連載「10年後のフクシマ」では、2011年の原発事故が暮らしや人の生にもたらしたもの、私たちが考え続けていくべきことを、異なる分野の人たちの経験を通し、藍原寛子さんが伝えてくださいます。今だから語れることも含め、深く受けとめたいと思います。
 たちのぼる豊かな香りに包まれ、ゆっくりゆっくり待ちながら、おいしいコーヒーを1杯淹れて味わう、そんな冬の日もぜひ。

■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください

 

今月号の料理

【やさい上手のおかずとキッチン】手軽な葉ものレシピ 飛田和緒
栄養たっぷりのほうれん草、小松菜、チンゲン菜、春が旬の香り高いにら。持ち味を活かしたシンプルなレシピで、体の中から元気に!

  • ほうれん草と牡蠣の炒めもの
    旬の食材同士の、シンプルな1皿。牡蠣の旨味がほうれん草にたっぷりとしみます。
  • チンゲン菜のしゅうまい
    しっかり味のついたジューシーな肉だねに、シャキシャキのチンゲン菜がぴったり。さっぱりといただけます。
  • 常夜鍋
    ほうれん草はしゃぶしゃぶ程度の火の通り具合でも、くったりと煮てもおいしい。手早くでき、さっぱりと食べられます。
  • 小松菜の漬けもの
    信州の野沢菜の切り漬けを小松菜で。
  • にらのおひたし
    炒めものとはひと味違う歯ごたえが楽しめます。
  • にらだれ
    鍋のたれや、肉・魚のソテー、茹で卵などにどうぞ。香味野菜の風味たっぷりです。

撮影:澤木央子

【登美さんの暮らしの引きだし】
揚げもち
お正月におもちが残ったら、揚げもちに。目にも楽しく、様々な味も楽しめます。

写真:根のある暮らし編集室

 

 

 

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