婦人之友2022年 12月号
特集
\これだけで大丈夫/年末家しごと週ごよみ
年の瀬と新たな年を気持ちよく過ごすために。
大そうじなど、まとまった時間はとれなくても、よい段取りで手を動かせば、心にもゆとりが生まれます。
家事ごよみ week1~5 今週は何をする? 佐藤尚子
気忙しい時期を着々と、そして穏やかに過ごすための、11月末からの家事ごよみです。
「今日も全力を尽くした」と1日を終えられるように、自分の生活に合わせて、ひとつからでも。
佐藤尚子さん(東京第四友の会)に教えていただきます。

今年の感謝をこめて 手づくりの贈り物2品 安部智穂
今年お世話になった人に、会えなかった大切な人に、手づくりの贈り物ができたら。冬、心はずむ2品です。

年末家事 井上めぐみさんの 汚れスッキリそうじ
家事のエキスパート・井上めぐみさんが、読者のお宅で「リセットそうじ」を教えてくださいました。揃えたい道具とエコそうじの方法も。

kakeiroom
家計簿1年生 2023年を迎える予算立て
支出が収入の範囲を超えている、と不安を抱える日比野さんが、現状を整理して、来年に向けて予算を立てました。

始めよう! プラスチックフリー・ライフ
オランダ発 海のプラごみ回収
エルゲルスマ白神三津恵
ボヤン・スラット氏率いる「オーシャン・クリーンアップ財団」は、海に出たゴミを大量に回収するシステムの実用化に成功。読者からのレポートです。

座談会
新しいショパン 困難な時代に響く調べ
19世紀ロマン派の作曲家、フレデリック・ショパン。その調べは、時を超えて人々に愛されています。この秋、邦訳された伝記を囲み、語り合いました。
- 大西直樹(国際基督教大学名誉教授)
- 楠原祥子(桐朋学園大学特任講師)
- 金子三勇士(ピアニスト)

![]() |
おおにしなおきさん 専門はアメリカ文学・アメリカ学。主著に『ニューイングランドの宗教と社会』『エミリ・ディキンスン アメジストの記憶』、訳書に『クラークの手紙』『アメリカ古典文学研究』など。7歳からピアノを始める。現在は桐朋学園大学音楽学部で学ぶ。 |
![]() |
くすはらしょうこさん ピアニスト。桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業後、ポーランドに留学。国立ショパン音楽大学研究課程修了。ベラ・シキピアノ国際コンクール1位。日本各地やポーランドで演奏活動。ポーランドのピアニストとの親交も深い。2016年にショパンワルツ集CDをリリース。 |
![]() |
かねこみゆじさん 日本人の父とハンガリー人の母のもとに生まれる。6歳よりハンガリーに単身留学。2001年に国立リスト音楽院大学に入学、全課程を取得して06年に帰国。東京音楽大学ピアノ演奏家コースを首席で卒業。08年バルトーク国際ピアノコンクール優勝ほか、優勝・入賞多数。NHK「らららクラシック」、BSフジ「欧州音楽紀行」などに出演。 |
撮影:鈴木慶子
目次
特集
\これだけで大丈夫/
年末家しごと 週ごよみ
| 014 | やる気のスイッチをONにするには |
| 016 | 家事ごよみ week1~5 今週は何をする? 佐藤尚子 |
| 026 | 今年の感謝をこめて 手づくりの贈り物2品 安部智穂 |
| 030 | 井上めぐみさんの 汚れスッキリそうじ |
| 036 | kakei room 家計簿1年生 2023年を迎える予算立て |
| 082 | 羽仁もと子著作集 時代は暮れる |
| 010 | わたしの・すきな・もの 川瀬巴水の絵葉書 福岡伸一 |
| 078 | 今日のいのり 産声 「助けて」という時 奥田知志 |
| 130 | 未来の余白から 星月夜のクリスマス 最上敏樹 |
| 126 | news watching 世界と日本の物価高は似て非なるもの 渡辺 努 |
座談会
| 094 | 新しいショパン 困難な時代に響く調べ |
| 大西直樹(国際基督教大学名誉教授) 楠原祥子(桐朋学園大学特任講師) 金子三勇士(ピアニスト) |
始めよう!プラスチックフリー・ライフ
| 068 | オランダ発 海のプラごみ回収 エルゲルスマ白神三津恵 |
| 108 | 誰もが「やり直せる場」を作る 愛知県 島村菜津 |
| 092 | 120周年・読者投稿 『婦人之友』をきっかけに始めたこと② |
暮らし
| 046 | ふるさとの家庭料理 宮城県十三浜の恵みを食卓へ 渡辺あきこ・小関 康 |
| 058 | マイペース家事 アイシングクッキーとテーブルの名脇役 舘野鏡子 |
| 064 | コンパニオン栽培 土をよくする「ぼかし肥」づくり 根本 久 |
| 120 | Dr.鎌田のミドルエイジ 中年になったら「ターボ」を積もう |
| 118 | 思春期の悩み相談・最終回 回答者・湯浅 誠 「頑張り方を知りたいです」 |
読み物
| 076 | こころの深呼吸 困難に向かって力を合わせたい 海原純子 |
| 136 | 羽仁もと子とその時代㉔ 東北の大凶作とセツルメント 森まゆみ |
| 086 | book 心とたましい 若松英輔 |
| 007 | サルデーニャ島 お菓子がなくては始まらない 山口規子 |
| 084 | 自由学園だより |
| 124 | 友の会ニュース 青森/市川 |
| 146 | 生活歌集 選・小島ゆかり |
| 149 | 生活句集 選・山西雅子 |
| 152 | 編集室から |
| 154 | f-tomo ひろば |
| 158 | 2022年「婦人之友」索引 |
| 162 | 2023年・新年号予告 |
| 164 | 編集室日記 |
クリスマスを迎える今号、苦しむ社会の中でも、最も打撃を受けていると思われる弱い部分から、新しい模索が始まっていることをお伝えできるのは、うれしいことです。
「今日のいのり」の奥田知志さんが力を注ぐ北九州市の「希望のまち」、島村菜津さんのルポにある愛知県の「くらし応援ネットワーク」など、これからの社会の在り方を示しているように感じます。
「羽仁もと子とその時代」、東北セツルメントの活動も、食物着物を平等にする運動の上に始まりました。80余年を経て、私たちの現実は?
12月のおやつに集まりに、舘野鏡子さんのアイシングクッキーを。レモン風味がさわやかです。
今年1年連載をしてくださった筆者、イラストレーターの皆さまに感謝申し上げます。
■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください
今月号の料理
【特集】\これだけで大丈夫/年末家しごと週ごよみ
家事ごよみ week1~5 今週は何をする?
- くるみ入り田作り
- 裏ごしいらずの栗きんとん
- 豚肩ロースのポトフ

今年の感謝をこめて 手づくりの贈り物2品
- スパイスブレンド紅茶

- 生姜チョコ

写真:安部智穂
【ふるさとの家庭料理 特別編】宮城県十三浜の恵みを食卓へ 渡辺あきこ・小関康
三陸の味「十三浜わかめクラブ」でおなじみの、塩蔵わかめや昆布を使ったレシピ10品を紹介します。
- 油麩・鶏・昆布のおでん

- 茎わかめと帆立の炒めもの

- ミヨックッ(韓国風わかめスープ)

- 結び昆布の煮物
- きざみ昆布と油揚げの炒め煮

- わかめとオレンジのシーフードサラダ

- 茎わかめのペンネアラビアータ

- 昆布とさつま芋のグラタン

- きざみ昆布のピーマン納豆

- 昆布とトマトの卵炒め

撮影:佐藤則子
【舘野さんのマイペース家事】アイシングクッキーとテーブルの名脇役
細く棒状に伸ばした生地を、手で形にするクッキーです。レモン風味のアイシングとアラザンで飾って。

撮影:青山紀子
防府出身・羽仁吉一の足跡を訪ねて ほうふ日報 2022年11月5日(土)
『婦人之友』誌上にて連載中の“羽仁もと子とその時代”の執筆者、森まゆみ氏が10月下旬に取材のため防府市を訪問。



















