婦人之友2022年 1月号

表紙:totoganashi
発売日:2021年12月10日
価格:780円(税込)

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特集

運をひらく暮らし 私のおまもり

当たり前だった暮らしがすっかり変わったこの2年。
不安なとき、「これさえあれば私は元気になれる」モノやコトの存在、日々の心がけが、明日の希望をつくります。
あなたにとっての「おまもり」はなんですか?

 

ごきげんな時間を支える モノとコト
後藤由紀子さん(雑貨店「hal 」店主)

いつもほがらかな笑顔の後藤さん。コロナ禍で来店客が減るなどの状況にも、お気に入りのモノや大切な人たちの存在を感じ、前向きに。おまもりアイテムと日々の心がけをうかがいました。

 

発酵に教わる人生の肝腎要
小倉ヒラクさん( 発酵デザイナー)

全国の発酵の現場を訪ね歩き、その奥深い魅力を私たちに伝える小倉さん。体の中から元気になれる“相棒”のようなおまもりは?

 

 

書いて頭がクリアに “生活のおまもり”主婦日記活用法
2021年版でリニューアルした『Diary for simple life』、通称「主婦日記」。この日記で食生活が変わったというお2人の“食卓のおまもり”です。

あの人のおまもり

  • エッセイ
    吉本ばなな(作家)「あの日の元気」
    山極寿一(人類学者)「ゴリラ」
    為末 大(元陸上選手)「息子の存在」
    ひびのこづえ(コスチュームアーチスト)「お財布に仕舞われた言葉」
  • フォトアルバム
    海原純子(心療内科医)/ 砂糖ゆき(イラストレーター)/ 大久保清朗(映画評論家)/ 新谷友里江(料理家)/ 塚田佳奈(『婦人之友』デザイナー)/ 三竹恵美(読者)

 

対談

平和ならざる世界で ――国連、国際法と私たち

●最上敏樹(国際法学者)
●中満 泉(国連事務次長)

気候変動、紛争やテロ、難民や経済格差……
さまざまな問題が起こり続ける世界で、希望を失わず、未来をつくりだすには──。
日々、難問に向き合う国連事務次長と、平和を築く研究を続ける国際法学者の対談が実現しました。

 

私たちとSDGs

福祉だからでなく、おいしいから売れる「名古屋肉まん本舗」の味の秘密

島村菜津(ノンフィクション作家)

 

新連載

フォトエッセイ
サルデーニャ島 食と暮らし 山口規子

   

mikiも歩けば
豆食い 中村美希

 

ふるさとの家庭料理
年越しとお正月 渡辺あきこ

 

マイペース家事
フェルトのコースター ほか 舘野鏡子

 

Dr.カマタのミドルエイジ
下り坂に負けない生き方 鎌田 實

目次

特集
運をひらく暮らし 私のおまもり

014 ごきげんな時間を支える モノとコト 後藤由紀子さん
022 発酵に教わる人生の肝腎要 小倉ヒラクさん
030 書いて頭がクリアに 「主婦日記」活用法

あの人のおまもり

020
028
エッセイ
吉本ばなな/ 山極寿一/ 為末 大/ ひびのこづえ
026 フォトアルバム
海原純子/ 砂糖ゆき/ 大久保清朗/ 新谷友里江/ 塚田佳奈/ 三竹恵美

 

 

080 羽仁もと子著作集 私の信ずる開運法

 

対談

086 国連、国際法と私たち
平和ならざる世界で
中満 泉/最上敏樹

 

 

074 今日のいのり アンゲラ・メルケル  国民の「母」、EUの要 松永美穂
128 未来の余白から せつなさの向こうに 最上敏樹
124 news watching 「政治の常識」は変わらない……のか? 湯浅 誠
010 わたしの・すきな・もの ノーベル賞カトラリー 福岡伸一
083 1針ずつ編んだ糸が花畑のように DV被害者支援(イタリア)
006
100
トピックス マリア・レッサさん ノーベル平和賞 立岩陽一郎
064 私たちとSDGs「名古屋肉まん本舗」
福祉だからでなく、おいしいから売れる 島村菜津

 

新連載

007 フォトエッセイ サルデーニャ島 食と暮らし 山口規子
036 mikiも歩けば 豆食い 中村美希
044 ふるさとの家庭料理 年越しとお正月 渡辺あきこ
056 マイペース家事 フェルトのコースター ほか 舘野鏡子
104 Dr.カマタのミドルエイジ 下り坂に負けない生き方 鎌田 實

 

暮らし

038 安部智穂さんの森ぐらし 1月、正月
060 コンパニオン栽培 連作障害を防ぐ 根本 久
114 kakei room kakei+ で家計簿記帳を続けたい
108 こころと体 子どもたちのこの冬の健康 橋本倫太郎
102 思春期の悩み相談 回答者・木村泰子
「人前に立つのが苦手です」

 

読み物

143 新春詠 山西雅子/小島ゆかり/小島なお
072 こころの深呼吸 今日も宿題を解く 海原純子
134 羽仁もと子とその時代(13) 森まゆみ
084 cinema ノスタルジー 憧憬でも耽溺でもなく 大久保清朗

 

 

078 自由学園だより
122 友の会ニュース 弘前/熊本
146 生活歌集 選・小島なお
149 生活句集 選・山西雅子
152 編集室から
154 十三浜わかめクラブ便り
156 f-tomo ひろば
160 バックナンバー
161 次号予告
162 編集室日記

 

編集室日記

 2022年、新しく明るい表紙に、健康に守られて暮らせるようにとの祈りを込めて、新年号をお届けします。日本でのコロナ感染の減少にほっとしたのも束の間、新たな変異株のニュースが世界をかけめぐっています。この2年に学んだことを活かしながら、1日1日を大切に。
 世界の難題に凛と向き合う中満泉さんの姿には、いつも勇気づけられます。バーゼル行きを延期中の最上敏樹さんとの対談が、時を得て実現したのは喜びでした。お二人の言葉を、『未来の余白からⅡ』と合わせて、お読みください。
 山口規子さんのサルデーニャ島フォトエッセイ、舘野鏡子さんの愉快な家しごと、鎌田實医師からは元気の出る筋トレなどの新連載も、1年間お楽しみいただけましたら幸いです。

■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください

 

今月号の料理・デザート

【安部智穂さんの森ぐらし】手づくり 柚子ロール
お客さんからのリクエストも多い、わが家の定番ケーキ。あんこ、クルミ、柚子、と、「これを足したらきっとおいしい」と少しずつ進化してきたレシピです。スポンジは前日に焼いておいても。

撮影:山代 森

 

【ふるさとの家庭料理】年越しとお正月 渡辺あきこ
郷土料理には、それぞれの土地の食材と、受け継がれてきた知恵や工夫がたっぷり詰まっています。滋味あふれる味を食卓に。

  • 新潟 鮭の焼き漬け
    新潟は鮭の産地。塩で下味をつけずに漬けるのが特徴です。ふんわりとした鮭のおいしさを味わいます。

  • 鹿児島 昆布巻き
    鹿児島市内は鯖、南薩摩では鰹(腹の部分)を昆布巻きに。歯ごたえのある昆布とやわらかい魚にしっかりと味がしみています。かんぴょうで巻かずに串に刺すので手軽にできます。

  • 福島 こづゆ
    ふんだんに使う乾物のだしがきいた、やさしい味の汁物。下準備をしておけば、あとは煮るだけ。味の決め手は干し貝柱です。

  • 福島 数の子豆
    おせち料理の定番・数の子を、色のきれいなひたし豆と合わせて。ひたし豆は固めに茹でて、歯ごたえを楽しみます
  • 山形 おろし柿なます
    山形・庄内地方の柿なますの特徴は、大根おろしでつくること。甘酢がしっかりとからみ、箸が止まらなくなります。

  • 熊本 豆きんとん
    練ったあんこと、粒を残した豆の食感の違いが楽しい一品です。

  • 秋田 大根のなた漬け
    なたで削ぐように切ることが、名の由来。甘酒の風味で、べったら漬けのような仕上がりに。

  • 石川 べろべろ
    ほっとする味わいの、醤油味のかき玉の寒天寄せ。春と秋のお祭りでも食べられています。名前の由来は「べっこう」から。

撮影:青山紀子

【おやつのじかん】岩手・遠野 けいらん(鶏卵)
くるみ入りのあんこを、つるりとしたお餅で包んだお菓子。息子と遠野を旅して、すっかり冷えた体を温めたいと入った甘味処で食べた、思い出の味です。

撮影:青山紀子

 

【舘野さんのマイペース家事】あまったお餅で!里芋の安倍川風
餅と里芋を合わせて、きな粉と砂糖をまぶす「安倍川餅風」。黒砂糖にすると沖縄風に。里芋の効用で、餅が硬くならず、砂糖控えめでとってもヘルシー。

撮影:青山紀子

 

 


 

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