婦人之友
防災特集
\水もトイレも安心/お気に入りグッズで備える
突然起きる災害。家でも職場でもあわてず過ごす助けに。ふだん使いのグッズでの備えと、水・トイレの工夫です。
ほっとするアイテムでそろえる“0次携帯”
防災品の研究をする東京第一友の会(『婦人之友』読者の集まり)職業グループの皆さんに見せていただきました。
いざという時の水、トイレの備え 草野かおる(防災士)
地震が起きて断水になると、トイレや風呂をがまんする不自由な生活が考えられます。自宅避難時に役立つ水の備え、トイレの備えについて、防災士の草野かおるさんに教えていただきました。
段ボールトイレの作り方
もしもの時、避難所や自宅でも手に入りやすい段ボールでできる簡易トイレ。初めてでも15 分ほどで完成します。
非常時、地域で炊き出しを イタリアンレストランの試み 岩澤正和
全国の食材や近隣農家の野菜を使った料理が人気の東京練馬のレストラン「PIZZERIA GTALIA DA FILIPPO」。パスタ1400 食分を備蓄し、地域の防災拠点となるよう備える。オーナーシェフの岩澤正和さんに話を聞いた。
台湾の花蓮地震にみる官民連携 李旉昕(茨城大学特別研究員)
4月の地震で、避難所の設置の早さや充実、ボランティアの迅速な活動などが、日本でもニュースとなった台湾。台湾出身で日本で災害社会学の研究を続ける李旉昕(り ふしん)さんにその背景を聞きました。
座談会
一緒に考えませんか
人生最終段階の医療
超高齢社会の中で、人生の最終段階の医療やケアのあり方が問われています。その時、あなたはどうしますか?
現場に向き合う方々の話を聞いて、考えます。
- 会田薫子(死生学者)
- 山口育子(ささえあい医療人権センターCOML)
- 服部ゆかり(老年科医師)
会田薫子さん | 山口育子さん | 服部ゆかりさん |
アイデアのたね
変わらない風景を、あたらしい花火で
筒井良太さん 今日子さん(筒井時正玩具花火製造所)
目次
防災特集
\水もトイレも安心/
お気に入りグッズで備える
014 | ほっとするアイテムでそろえる“0次携帯” |
021 | いざという時の水、トイレの備え 草野かおる(防災士) |
031 | 段ボールトイレの作り方 |
034 | わたしの安心防災グッズ |
036 | 非常時、地域で防災を イタリアンレストランの試み 岩澤正和 |
040 | 台湾の花蓮地震にみる官民連携 李旉昕(茨城大学特別研究員) |
068 | 羽仁もと子著作集 花と鳥の家から |
010 | わたしの・すきな・もの レーザー距離計 福岡伸一 |
072 | 今日のいのり 御手の中を 石川敞一 |
104 | kakei room 30代酪農家、3人の子育て |
115 | news watching なぜ起きた紅麹サプリ問題 青野由利 |
120 | 未来の余白から その昔、この広い北海道は 最上敏樹 |
座談会
084 | 一緒に考えませんか 人生最終段階の医療 会田薫子(死生学者) × 山口育子(ささえあい医療人権センター)×服部ゆかり(老年科医師) |
暮らし
048 | 料理 夏の魚介レシピ 新谷友里江 |
058 | 祖母の味、私の味 旅土産 河合真理 |
098 | 子どもとアレルギー 突然の膨疹とかゆみ いろいろなじんましん |
062 | 120周年・読者投稿 『婦人之友』をきっかけに始めたこと⑬ |
読み物
006 | アイデアのたね 変わらない風景を、あたらしい花火で 筒井良太 今日子(筒井時正玩具花火製造所) |
046 | mikiも歩けば さりげなく、惜しみなく 中村美希 |
066 | 4月号反響 明治の植物学者・三好学の桜 |
076 | こころの深呼吸 外の安定 内の安定 海原純子 |
079 | CINEMA 日常に寄り添う「まなざし」 森下詩子 |
082 | 18歳の君へ 人類のゆくえ 湯浅 誠 |
110 | ポルトガル100景 アズレージョに彩られた国 乾 祐綺 |
070 | 自由学園だより |
126 | 全国友の会大会 報告 |
130 | 生活歌集 選・小島なお |
133 | 生活句集 選・山西雅子 |
136 | 編集室から |
138 | 『じょっぱりの人』 森まゆみさん講演会 報告 |
140 | f-tomoひろば |
144 | バックナンバー |
146 | 編集室日記 |
能登半島地震後、日頃の備えを見直す方の多い中、役立てていただきたいと組んだ防災特集。ご家族やご近所で話しながら、もしもの備えを。
料理は香味野菜をたっぷり使った、夏にぴったりの魚介レシピ。旬の食材を味わいます。
家族を看取る時、これでいいのか…と悩むことがあります。座談会では、人生最終段階の医療やケア、意思決定などについて考えました。
5月末、福島在住ジャーナリストの藍原寛子さんが、日本外国特派員協会による今年の「報道の自由賞」の一人に選ばれた、とのうれしい知らせが。被災者の視点からの災害取材が受賞理由で、能登半島地震後の小社でのオンラインイベント「何ができるか考えよう」のお話もその一つ。皆さまと被災地へ心を寄せ続けていきたいと改めて思います。
■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください
今月号の料理・お菓子
夏の魚介レシピ 新谷友里江
魚介を使った主菜と手軽な副菜で、元気の出る夏の夕食を。
- えびと夏野菜のチリソース
- 鯵のしそつくね
- いかとピーマン、なすのカレーマスタード炒め
- 鰯ソテーの梅マヨソース
- サニーレタスとピーマンのサラダ
- かぼちゃとしば漬けのマヨサラダ
- トマトとコーンのチーズ蒸し
撮影:豊田朋子
【祖母の味、私の味】旅土産 河合真理
- プエブラ風モーレ
- キューバミントのソーダ
撮影:青山紀子