婦人之友
創刊121周年記念号・特集
\時間やお金がなくっても/心楽しく暮らす達人たち
どうしたら楽しく暮らせるでしょう。
それは時間でも、お金でもなく、1つの小さな実践から生まれてくるもの。
記事の中から「これは」と、料理でも片づけでも自由に取り入れて。
“実践筋力”をもつ魅力的な読者の皆さんの秘訣を聞きました。
90代の今も現役 みかん畑とともにある日々 黒川タツさん(鹿児島県日置市)
本誌創刊120周年記念の投稿を下さった黒川タツさん。定期購読者の名簿にお名前はなく、書店で求め続けて63年という。農村に嫁ぎ、生活改善に取り組む人生に触れたく、鹿児島に向かった。
料理も縫いものもどんどん実行! 読者1年生 石井彩愛さん(三重県伊勢市)
小さな子どもがいる生活は、毎日の食事づくりも待ったなし。限られた時間と家計の枠。その中で料理も縫いものも、どんどん試して自分のものに! という石井さんです。
山﨑美津江さんの記事から 食品在庫整理に挑戦 舛田菜穂さん(東京都)
わが家は夫と、1歳3カ月の娘との暮らし。友の会入会を機に、母からのプレゼントで『婦人之友』を読むようになって1 年ほどです。記事から実践したことを紹介します。
闘病中、食事を届けてくれた友 池田新子さん(群馬県前橋市)
読者になって5年の日々は、どんな時も誌友がそばに。そう語る池田さんを、雪化粧の赤城山を見渡す地に訪ねた。
能登半島地震被災地から
自然と生き抜く能登 瀬川徳子(奥能登春蘭の里実行委員会顧問)
座談会
おいしいチーズはいのちを生かす―共働学舎50年の実践
宮嶋 望(北海道・新得共働学舎)×皆川芳嗣(農福連携等応援コンソーシアム)×島村菜津(ノンフィクション作家)
内外で高い評価を受ける新得農場のチーズ。そのおいしさはどこから生まれるのでしょう?農福連携や、イタリアの教育農場の試みと合わせて、私たちの食の未来を探ります。
英国から日本の桜をめぐる旅
文・写真 ガーバット ニコラス(園芸家)
昨年3月末から約20日間、英国王立園芸協会の奨学金を得て、日本の桜についての研修旅行へ。美しい自然にふれ、「天然記念物」の概念を日本にもたらした植物学者、三好学について学ぶ旅でもありました。
目次
創刊121周年記念号・特集
\時間やお金がなくっても/
心楽しく暮らす達人たち
014 | 90代の今も現役 みかん畑とともにある日々 黒川タツさん |
026 | 料理も縫いものも どんどん実行! 読者1年生 石井彩愛 |
036 | 食品在庫整理に挑戦 舛田菜穂 |
040 | 闘病中、食事を届けてくれた友 池田新子 |
035 | 誌面から「私の実践」大浦方 明 |
044 | 誌面から「私の実践」宮下千佳子 |
046 | 誌面から「私の実践」片山祥子 |
070 | 羽仁もと子著作集 競争か協力か |
010 | わたしの・すきな・もの 『はるにれ』 福岡伸一 |
074 | 今日のいのり 復活の朝が来る 冨永憲司 |
066 | 能登半島地震被災地から 自然と生き抜く能登 瀬川徳子 |
116 | 未来の余白から 芸術と政治のはざまで 最上敏樹 |
座談会
084 | おいしいチーズはいのちを生かす ―共働学舎50年の実践 宮嶋 望(北海道・新得共働学舎)×皆川芳嗣(農福連携等応援コンソーシアム)×島村菜津(ノンフィクション作家) |
108 | 羽仁もと子とその時代・番外編 最終回 “東北セットルメント”の跡地を歩く 森まゆみ ⑦秋田県生保内(おぼない) |
暮らし
048 | 料理 旬の旨味たっぷりレシピ きじまりゅうた |
058 | 季節のお菓子 ベリークリームのシフォンケーキ 青山 翠 |
062 | 祖母の味、私の味 春の香り 河合真理 |
047 | 投書「ウィッシュリスト」で広がる、交わりの輪 |
134 | 十三浜わかめクラブ わかめ・こんぶ 春の購入のご案内 |
読み物
007 | アイデアのたね 組み合わせの実験 井上陽子(コラージュ作家) |
078 | こころの深呼吸 「自分ノート」 海原純子 |
081 | BOOK 人生と接続する名著 秋満吉彦 |
098 | 英国から 日本の桜をめぐる旅 ガーバット ニコラス(園芸家) |
072 | 自由学園だより |
122 | 友の会ニュース 金沢/高岡/信越部 |
126 | 生活歌集 選・小島ゆかり |
129 | 生活句集 選・山西雅子 |
132 | 編集室から |
140 | f-tomo ひろば |
144 | バックナンバー |
146 | 編集室日記 |
表紙絵も新しく送り出す創刊121周年号です。
特集は各地で生活に本誌を取り入れ、実践して楽しむ読者を訪問。誌面の広がりを感じ、感謝を深くしました。今後も、いっそう心を込め制作していきたいと思います。
被災地からは、能登半島で農家民宿はじめ地域の活動に専心してきた瀬川徳子さんが、大変な状況の中、地元で動き出している方々について伝えてくださいました。できることを考えたいと2月1日に行った、藍原寛子さんのお話の会(オンライン)は、700人が参加。ホームページからアーカイブ配信も。どうぞご覧ください(無料・5月10日まで)。
「羽仁もと子とその時代」は、番外編も最終回に。加筆された待望の単行本は4月に出版されます。どうぞお楽しみに。
■婦人之友編集部へのメッセージは hiroba@fujinnotomo.co.jp へお送りください
今月号の料理・お菓子
旬の旨味たっぷりレシピ きじまりゅうた
春分野菜の特色を存分に生かしたシンプルな調理法と味つけのレシピです。
- 春キャベツと豚肉の卵炒め
- ちぎりキャベツのもみサラダ
- 鰹のレアカツと新じゃがフライ
- 手羽先と新玉葱の焼き煮込み
- オニオンスライス
- 焼き春人参の炊き込みご飯
撮影:青山紀子
【季節のお菓子】ベリークリームのシフォンケーキ 青山 翠
春色ベリークリームの甘酸っぱい味と香りをお楽しみください。
撮影:徳山喜行
【祖母の味、私の味】春の香り 河合真理
- 朝のスムージー
- 青菜の香味おかゆ
写真:河合真理
新聞掲載
デーリー東北 掲載「婦人之友」創刊120周年記念 羽仁曜子編集長寄稿⇒