中園ミホさんの運気も気分も上がる、ささやかな心がけ

 

テレビドラマ「やまとなでしこ」「Doctor-X 外科医・大門未知子」「花子とアン」など、女性の生き方をテーマとする数多くのヒット作を手掛けてきた、中園さん。

64歳の今も第一線で活躍する彼女が、“機嫌よく”毎日を過ごすために行っていることとは――。

 

【プロフィール】

脚本家・中園ミホ

なかぞの みほ:「ハケンの品格」(2007年に放送文化基金賞・橋田賞)、「はつ恋」「 Doctor-X 外科医・大門未知子」(ともに13年に向田邦子賞・橋田賞)など執筆多数。占い師としてエッセイの執筆やwebサイトの監修も手がける。東村アキコさんとコラボした占いサイト「だったら!マンダリアン」も人気。

 

 

1日をリセットする朝時間

 

 

毎日大事にしている時間は、起きてからの約15分。私は脚本家であり、占い師でもあるのですが、占いの先生の教えで、14歳の時から続けてきた習慣があるんです。

 

起きたらまず家の窓を全部開けて、晴れていたらお日さまに、雨なら神棚と仏壇に拍手(かしわで)を打って「今日も健康に○○の仕事をさせていただき、ありがとうございます。一生懸命がんばりますので、お願いします」と唱えます。

いつもぐーたらな私ですが、神さまに宣言するとちょっとがんばれるんですよね。それから玄関と、前の日に履いた靴の裏を水拭きします。

 

今日も健康に過ごせることへの感謝と、今日の無事を唱える。
「大きな声に出して言ってみると気持ちもすっきりしますよ。恥ずかしかったら心の中でも」。

 

占いの先生には「人間は毎日雑念や邪念を受け止めてしまう。だから昨日の気をリセットして、新しい1日をはじめなさい」と教えられました。

二日酔いでサボったことは何回もありますが(笑)、これをやるとやっぱり気持ちがいいので、還暦を過ぎてからは毎日続けています。

 

仕事柄、生活が不規則なので起きるのがお昼近くになることも。

だからこそ起きた時にこの3つをすることで、「これから新しい1日だ」と区切りをつけるようにしていますね。

 

 

水泳とラジオ体操で体を整える

 

 

50歳ではじめた水泳も、体を整えるための大きな転機になりました。週3回泳ぐことで体の不調がなくなり、夜はぐっすり眠れて、仕事の効率も格段に上がりました。

泳いでいる間に脚本のアイデアが浮かぶことも多いんですよ。黙々と泳ぎながら、「アイツとアイツをけんかさせよう」とか考えたりしています(笑)。

 

水泳に行けない時は、YouTubeの動画でラジオ体操を。子どもの頃に習ったことって何年経っても覚えていますよね。早起きしてラジオ体操に出かけたのは無駄なことじゃなかったな、と幸せな気分になれます。

 

 

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2024年5月発売の「1日が変わる”15分”の使い方」にて中園さんにお話しいただいた、水泳をはじめたきっかけや30代で訪れた転機、歳を重ねた「今」だからこその楽しみも必見です!

 

「運気も気分も上がる、ささやかな心がけ(撮影=片柳沙織/文=吉田千春/イラスト=くぼあやこ)

 

 

別冊婦人之友

1日が変わる”15分”の使い方

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